【宿泊記】コンラッド・ソウル|アップグレードは渋い?ダイヤモンド特典のラウンジと朝食Zestを徹底検証

みなさんこんにちは、Classy Milesです。

もしあなたが、ソウルの喧騒の中で「静寂」と「刺激」の両方を手に入れたいと願うなら、汝矣島(ヨイド)に位置するこのホテルは、心からおすすめできる選択肢となるでしょう。

今回は、韓国の金融街に聳え立つラグジュアリーホテル「コンラッド・ソウル (Conrad Seoul)」の宿泊記をお届けします。

2024年10月の週末、ヒルトン・アメックス・プレミアムカードの更新特典である「ウィークエンド無料宿泊特典」を利用して滞在してきました。通常1泊5万円〜8万円は下らないこのホテルに無料で宿泊できるバリューは、年会費を回収して余りあるほどのインパクトがあります。

大ヒットドラマ『涙の女王』のロケ地としても注目されるこの場所で、ヒルトンダイヤモンド会員としてどのような待遇を受けたのか、そしてホテル周辺の絶品グルメ情報まで、実際に現地に足を運んだからこそ分かるリアルな情報を、豊富な写真とともにレビューします。

※本記事は2024年10月滞在時点の情報を基に作成しています。

目次

アクセス|空港からのスムーズな移動方法

コンラッド・ソウルへのアクセスは、利用する空港によってベストな方法が異なります。初めて行かれる方のために、私が実践しているおすすめのルートをご紹介します。

仁川(インチョン)空港からの場合

仁川からであれば、「KALリムジンバス(6702番)」または「一般リムジンバス(6030番)」の利用が最も快適です。所要時間は約60〜80分。電車の「A’REX」は速いですが、ソウル駅での地下鉄乗り換えは移動距離が長く、スーツケースを持っての移動はかなり体力を消耗するため、ホテル直行のバスをおすすめします。

金浦(キンポ)空港からの場合

金浦からは距離が近いため、タクシーが圧倒的に便利です。所要時間は約20〜30分、料金は20,000〜25,000ウォン程度。複数人なら電車とコストも大差ありません。
電車派の方は、地下鉄9号線「急行」に乗れば汝矣島駅までわずか15分ほどで到着します。

IFCモールからコンラッドソウルへ続く地下通路
地下鉄で到着した場合、汝矣島駅から「IFCモール」方面へ進みます。地下通路は非常に長く(徒歩10分弱かかります)、動く歩道が整備されていますが、夏場や荷物が多い時は少し覚悟が必要です。ただ、雨に一切濡れずにチェックインできるのはこのホテルの強大なメリットと言えます。

ロビー|『涙の女王』の世界へ没入する

ホテルは「IFCモール」に隣接し、さらに隣には今ソウルで最も熱いスポット「ザ・ヒュンダイ・ソウル」があります。ここはドラマ『涙の女王』で、主人公が社長を務める「クイーンズ百貨店」として登場した場所。ホテルを出ればすぐにドラマの世界観に浸れる、ファン垂涎の立地です。

コンラッド・ソウルのエントランス看板
IFCモール側から見たエントランス。重厚な石造りの壁に控えめに、しかし力強く輝く「CONRAD」の文字。ここから一歩足を踏み入れると、汝矣島のビジネス街の喧騒が嘘のように遮断されます。
コンラッド・ソウルのガラス張りの回転ドアエントランス
天井高10メートルはあろうかという開放的なエントランス。ガラス越しに差し込む自然光が石畳を照らし、到着したゲストを優雅に迎え入れてくれます。ドアマンの対応もスマートで、ここが韓国屈指のラグジュアリーホテルであることを再認識させてくれます。
コンラッド・ソウルの象徴であるロビーの螺旋階段
ロビーの象徴である螺旋階段。単なる移動手段を超え、建築美として空間を支配しています。多くのゲストがここで記念撮影をしていましたが、人が途切れた瞬間の静寂には、美術館のような荘厳さが漂っていました。

客室|48㎡のゆとりと漢江ビューの特等席

今回は週末の満室日だったため、ダイヤモンド会員特典のアップグレードは叶いませんでした。しかし、最もベーシックな「デラックスルーム」でも48㎡という、日本のジュニアスイート並みの広さを誇ります。アップグレードがなくとも落胆する必要は全くありません。

コンラッド・ソウルの広々としたキングベッド
部屋の中央に鎮座するキングサイズベッド。シーツの肌触りは滑らかで、マットレスは適度な反発があり体をしっかりと支えてくれます。枕元にはユニバーサルコンセントがあり、変換プラグなしで日本の充電器が使えるのも、現代のトラベラーには嬉しい配慮です。
コンラッド・ソウルの客室のデスクと窓
窓際にはビジネスデスクと、ゆったりとしたソファを配置。Wi-Fiの速度も爆速で、持ち込んだPCでの作業もストレスフリーでした。ふと作業の手を止めて窓の外を眺める時間が、何よりの贅沢です。
コンラッド・ソウルの客室から見下ろす昼間の景色とザ・ヒュンダイ・ソウル
眼下に見える、特徴的な赤いクレーン装飾のある建物が「ザ・ヒュンダイ・ソウル」です。上から見下ろすと、その巨大さと建築のユニークさが際立ちます。ドラマファンなら、ここから見下ろす景色だけで「ヘイン社長」の気分を味わえるかもしれません。
コンラッド・ソウルの客室から望む漢江の夜景
夜になると景色は一変し、漢江(ハンガン)とソウルの夜景が広がります。橋を行き交う車のライトが川面に反射し、遠くにはNソウルタワーの灯りも。部屋の照明を全て消して、この夜景を肴にワインを開ける、そんな大人の過ご方が似合う空間です。

水回り・アメニティ

コンラッド・ソウルのバスルーム、バスタブと洗面台
ダブルシンクの洗面台は広々としており、鏡の中にはテレビが埋め込まれています。朝の準備をしながらニュースをチェックできる機能性の高さはさすが。大理石調のデザインが、バスタイムを非日常なものにしてくれます。
コンラッド・ソウルのバスルームにあるシャワーブース
バスタブとは別に設けられたシャワーブース。レインシャワーの水圧は非常に強く、観光で歩き疲れた肩や腰を打たせ湯のようにほぐすことができます。ハンドシャワーも併設されており、使い勝手は申し分ありません。
コンラッド・ソウルのバスルームにある個室トイレ
日本人にとって重要なチェックポイント、トイレ。バスルームから完全に独立した個室タイプで、ウォシュレットも完備されています。ガラス張りのスケスケトイレではないので、友人同士の宿泊でも気兼ねはありません。
コンラッド・ソウルのバスルームアメニティ
アメニティは世界中のコンラッド共通、「BYREDO(バイレード)」のモハーヴェゴースト。ウッディで少し甘さのある洗練された香りは、持ち帰りたくなるほど。ボトルタイプでの提供となっています。
コンラッド・ソウルの客室のミニバー
キャビネットに整然と収納されたミニバー。ネスプレッソマシンはカプセルが3種類用意されています。ミネラルウォーターも十分に補充されており、ハウスキーピングの質の高さが伺えます。

エグゼクティブラウンジ|天空の隠れ家

37階に位置するエグゼクティブラウンジは、ヒルトンダイヤモンド会員にとっての「聖域」です。高層階からの絶景とともに、優雅なティータイムやカクテルタイムを楽しめます。

コンラッド・ソウルのエグゼクティブラウンジの落ち着いた雰囲気
ラウンジ内は暖炉や本棚が配され、まるで海外の邸宅のリビングのような設え。週末は混雑しますが、天井が高いため圧迫感はありません。窓際の席を確保したい場合は、カクテルタイム開始の5分前には到着しておくのが「旅の先輩」としてのアドバイスです。
コンラッド・ソウルのエグゼクティブラウンジのカクテルタイムのデザート
カクテルタイムのフードは、ホットミール3〜4種、サラダ、チーズ、そして写真のような可愛らしいデザートまで充実しています。韓国らしい辛味のあるメニューも並び、お酒のアテには困りません。
エグゼクティブラウンジの冷蔵庫に並ぶドリンク類
冷蔵庫にはCassやTerraといった韓国ビールに加え、ソフトドリンクがぎっしり。自分で好きなものを取るスタイルは気兼ねなくて良いですね。スタッフにお願いすれば、スパークリングワインやカクテルも提供してくれます。

朝食|「ZEST」か「ラウンジ」か?運命の分かれ道

これから宿泊されるヒルトンダイヤモンド会員の方が最も気になるのが、「朝食会場」の問題でしょう。

現在の公式ルール:
ダイヤモンド会員の無料朝食特典は「ラウンジでの提供」が原則となっています。以前のように、無条件で2階のレストラン「ZEST」を利用することはできません。

実際の運用(体験談):
しかし、希望はあります。今回私が宿泊した週末は非常に混雑していたため、チェックイン時に「本日はラウンジが混み合っているため、2階のZESTもご利用いただけます」という案内をいただきました。

これはあくまでホテルの厚意によるオペレーション変更ですが、週末や繁忙期にはレストランに案内される可能性が残されています。もしZESTに案内されたら、それは間違いなく「当たり」です。

コンラッド・ソウルのZEST朝食にあるフレッシュジュースコーナー
ZESTの名物、フレッシュジュースステーション。色とりどりの野菜や果物のジュースが氷の上にディスプレイされています。ラウンジにはない圧倒的な種類があり、朝の身体を目覚めさせる一杯を選ぶ楽しさがあります。
コンラッド・ソウルの朝食ビュッフェのパンコーナー
パンコーナーの充実ぶりもレストランならでは。クロワッサン、デニッシュ、ハード系パンに加え、ドーナツまで。特にバターの香りが濃厚なクロワッサンは、カロリーを気にせず食べる価値があります。
コンラッド・ソウルの朝食ビュッフェのサラダバー
ZESTの象徴とも言える、サラダツリー。木の幹の周りに新鮮な野菜が配置されたプレゼンテーションは圧巻です。ドレッシングの種類も豊富で、普段野菜不足になりがちな旅行中の朝食として完璧です。
コンラッド・ソウルの朝食ビュッフェで盛り付けた料理
ヌードルバーで作ってもらったライスヌードルや点心など、アジアらしいホットミールも豊富。もし「ラウンジのみ」と言われても十分満足できますが、ZESTが使える時はぜひ早起きして、この食の祭典を楽しんでください。

周辺グルメと観光|ビジネス街の隠れた名店と「弘大」

汝矣島(ヨイド)は金融街のため「夜や週末は静かすぎる」と思われがちですが、実はビジネスマンの舌を唸らせてきた名店が多く存在します。さらに、若者の街「弘大(ホンデ)」へも驚くほど近いです。

1. 行列必至のコングクス「晋州家(チンジュチプ)」

ホテルから徒歩圏内、汝矣島百貨店の地下にある「晋州家(チンジュチプ)」は、ソウルでも屈指の有名店です。
名物は濃厚な冷製豆乳スープ麺「コングクス」。とろっとしたスープはまるでポタージュのようで、一度食べると忘れられない味です。お昼時は大行列ですが、回転が速いので並ぶ価値は十分にあります。

2. 最高級韓牛を味わう「チャンゴ43(Changgo43)」

せっかくのラグジュアリーステイなら、夕食も豪華に。汝矣島に本店を構える「チャンゴ43」は、最高級の韓牛(ハヌ)を味わえる名店です。
鉄鍋で焼いた肉を、ハサミではなく「ヘラ」で引きちぎって焼くスタイルが特徴。肉の繊維が柔らかい証拠です。コンラッドからすぐ近くで、落ち着いた個室もあるため、大人のディナーに最適です。

3. タクシーですぐ!若者の街「弘大(ホンデ)」へ

「夜はもう少し賑やかな場所へ繰り出したい」という方は、迷わずタクシーで「弘大(ホンデ)」へ向かいましょう。
漢江を渡ってすぐ、空いていればタクシーで10〜15分ほど(約10,000〜15,000ウォン)で到着します。最新のファッション、コスメ、屋台グルメ、そして路上ライブの熱気。静寂な汝矣島とは対照的なエネルギッシュな夜を楽しんでから、静かなホテルに戻る。このメリハリこそが、コンラッドステイの醍醐味です。

まとめ|ソウルで最も洗練された週末を

コンラッド・ソウルは、単なる宿泊施設ではなく、ソウルのダイナミズムとラグジュアリーな安らぎが同居する特別な場所でした。

1泊5万円を超える価格帯ですが、ハード面の豪華さ、サービスの質、そして立地の良さを考えれば、その価値は十分にあります。特にヒルトンのポイントや無料宿泊特典の使い道としては、アジア圏内でトップクラスに賢い使い方と言えるでしょう。

今回の滞在で感じたメリット

  • ウィークエンド無料宿泊特典利用時のコストパフォーマンスが最強
  • 雨の日でも空港から濡れずにチェックイン可能なアクセス性
  • 『涙の女王』聖地巡礼とショッピングが徒歩0分で完結

次のソウル旅、少し背伸びをして汝矣島の摩天楼で目覚める朝はいかがでしょうか。

コンラッド・ソウル (Conrad Seoul) 基本情報

施設名 コンラッド・ソウル (Conrad Seoul)
ブランド ヒルトン・ホテルズ&リゾーツ (Hilton)
住所 10 Gukjegeumyung-ro, Yeongdeungpo-gu, Seoul, 07326, South Korea
アクセス 地下鉄5・9号線「汝矣島駅」直結(徒歩約10分)
チェックイン/アウト 16:00 / 11:00
ラウンジ あり(37階 エグゼクティブラウンジ)
参考価格 約50,000円〜 / 泊(時期により変動)
今回の利用 ウィークエンド無料宿泊特典を利用
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この記事を書いた人

都内在住 / 旅のストラテジスト。
東京を拠点に、マイルとステータスを駆使して「価格以上の感動」があるラグジュアリーな旅を追求する会社員トラベラー。
週末ステイから海外リゾートまで、大人のためのスマートな旅を提案します。
【保有資格】ヒルトンダイヤ / マリオットプラチナ / JGC / SFC / デルタゴールド

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