ダナンの中心部、ハン川沿いのバクダン通りに2025年5月28日に開業したのが、コートヤード・バイ・マリオット ダナン ハンリバーです。隣はヒルトン・ダナン。45階建て・300室で、コートヤードブランドとしてはベトナム初進出のホテルになります。
開業から1年ほどのあいだに3回泊まりました。2025年9月と10月、それから2026年1月。マリオットボンヴォイのプラチナエリートでの滞在です。3回とも角部屋にアップグレードされ、うち1回はハン川を正面に望むリバービューでした。
繰り返し選んでいる理由は単純で、街歩きを軸にダナンで過ごすなら、この立地がかなり使いやすいからです。ただ3回泊まったことで見えてきた弱点もあります。特に朝食まわりの特典が、滞在ごとに内容が変わりました。そのあたりも含めて書いていきます。
コートヤード・バイ・マリオット ダナン ハンリバー 施設概要
| ホテル名 | Courtyard by Marriott Danang Han River |
| 所在地 | 58 Bach Dang Street, Hai Chau District, Da Nang |
| 開業 | 2025年5月28日 |
| 立地 | ハン川沿いのバクダン通り。ヒルトン・ダナンの隣 |
| 会員ステータス | マリオットボンヴォイ・プラチナ |
| 宿泊料金 | 1泊2,262,000ドン(2025年9月・10月)/1泊2,693,000ドン(2026年1月) |
| 主な施設 | 45階ルーフトッププール、29階屋内プール、ジム、キッズクラブ |
プラチナエリートで実際に受けた特典
| プラチナ特典 | 実際の対応 |
| 客室アップグレード | 3回とも角部屋 |
| リバービュー | 3回中1回 |
| レイトチェックアウト | 3回とも16時 |
| 朝食 | 無料・専用エリア |
| VIP朝食メニュー | 滞在によって有無 |
| ラウンジ | なし |
| ウェルカムギフト | あり |
立地:ハン川沿い、ヒルトン・ダナンの隣
観光客が選びやすい主要エリアとして、ミーケービーチ側とハン川沿いがあります。ミーケービーチ沿いに並ぶリゾート型のホテル群か、ハン川を挟んだ市街地側か。このホテルは後者です。
ビーチに出るには車が必要になるので、海で過ごす時間を旅の中心に置くなら向きません。逆に、市場を歩いて、カフェに寄って、夜は川沿いを散歩して、という組み立てをするなら、私のように街歩きを中心にするなら、かなり使いやすい立地です。私はダナンでは後者の過ごし方が多いので、結果的にここに戻ってきています。
空港まではGrabで13分、63,000ドン
ホテルからダナン国際空港まで、平日の朝7時頃にGrabで移動したときの実績が、所要時間13分・63,000ドンでした。日本円にして400円弱です。今回の実測では空港まで13分と近く、早朝便を利用する際にも便利でした。ただし交通状況によって所要時間は変わりますので、余裕を持って出発することをおすすめします。
細かい話ですが、このホテルには車寄せがあります。Grabを呼んだあと大通りまで荷物を引いて出る必要がなく、ロビーの前でそのまま乗り込めます。雨季に泊まると、この差をありがたく感じます。
歩いて行ける範囲に一通り揃う
コンビニはすぐ近く。ハン市場も歩いて行ける距離にあります。ホテルの正面はハン川沿いの遊歩道で、朝と夕方の散歩コースとしてちょうどいい。
食事と観光では、ピンクの外観で知られるダナン大聖堂、Pizza 4P’s、チョコレート専門店のMaison Marouあたりが徒歩圏です。ただ、海を見に行くときや、海側のマッサージ店に行くときはGrabを使います。市街地のホテルなので徒歩で完結するわけではなく、ビーチ方面への足はやはり必要になります。
ロビーとチェックイン

天井の高いロビーに、大ぶりのシャンデリアが下がっています。コートヤードというブランド名から想像する内装より、明らかに手が込んでいます。

今回用意されていたウェルカムギフトです。木工細工でしたが、滞在ごとに内容が変わり、スイーツだったこともあります。
プラチナ特典として案内された内容
予約したのはスタンダードのシティビュー。案内されたのはエグゼクティブのコーナールームでした。マリオットボンヴォイの規約上、プラチナエリート以上は空室状況等に応じて16時までのレイトチェックアウトが保証されています。このホテルでも3回とも16時まで利用できました。
アップグレードについては3回とも角部屋で、この点は安定しています。ただビューは運次第で、川側になったのは2025年9月の1回だけ。残り2回はシティビューの角部屋でした。川側を確実に取りたいなら、最初から予約時にリバービューのカテゴリーを押さえておくほうが確実だと思います。
客室:3回とも角部屋、川側は1回だけ

キングサイズのベッド。2025年開業ということもあり、私が宿泊した3回ではリネンや内装に目立った劣化は感じませんでした。

角部屋なので窓が二面あります。窓際のソファに座ると、時間帯によって空の色が変わっていくのがそのまま見える。予定を詰め込まずに部屋で過ごす時間をつくったほうがいい部屋です。

これが川側の眺めです。手前を遮る建物がないので、視界がまっすぐ抜けます。夜になると対岸の灯りが川面に落ちて、また違う見え方になりました。
水回り

洗面まわりはグレーの石材でまとめられています。装飾を足さずに素材で見せるタイプ。シンクは1つなので、2人で同時に使うと少し窮屈です。

バスタブから川が見えます。この部屋で一番気に入ったのはここでした。ダナンは歩き回ると足に来るので、夕方に湯を張って川を眺める時間が、そのまま翌日の体力になります。

シャワーは独立ブース。中にベンチが付いています。バスタブと分かれているので、連泊して片方しか使わない日でも動線が邪魔になりません。

トイレはTOTOのウォシュレット。ベトナムのホテルでこれが付いているかどうかは、正直かなり気にしています。ここは問題なし。

アメニティはNIRVAE Botanicals。ボトルの見た目も悪くありません。歯ブラシなど必要なものは一通り揃うので、持ち込みを減らしたい人でも困らないと思います。
45階のルーフトッププールと29階の屋内プール

最上階の45階が屋外プールです。水面の先に街とハン川が広がって見えます。Marriott公式では、このルーフトッププールを「ダナン市内で最も高い場所にあるプール」として案内しています。

プールサイドには大きめのデイベッド。日中は日差しが強いので、泳ぐなら朝のうちがいいです。人も少ない時間帯でした。

29階には屋内プールもあります。日焼けを避けたい人にはこちら。ダナンは急に降ることがあるので、屋外が使えない日の逃げ場があるのは実用的です。
ジムは24時間、マシンは一通り

ジムは29階、24時間使えます。有酸素マシンは窓に向かって並んでいるので、走りながら外が見えます。

ダンベルラックもあります。重量の刻みは細かくないので、本格的にやり込む人には物足りないかもしれません。旅先で体を鈍らせない程度なら十分です。

マットを敷けるスペースも確保されています。24時間使えるうえに、このクラスのホテルとしては十分な広さがあります。
キッズクラブが想像よりかなり本格的

広さがあって、色の使い方も明るい。清掃も行き届いていました。子連れの滞在では、判断材料になる充実度だと思います。

工作や食事に使えるテーブルセット。座面の高さが子ども向けに合わせてあります。

おもちゃの数も揃っています。雨の日に部屋でもたせるのが難しい年齢の子がいるなら、ここがあるだけで滞在の組み方が変わります。

実際に歩行器とウォーターサーバーまで用意されていました。乳児連れにも配慮した設備だと感じます。
朝食:プラチナ専用エリア、ただしVIPメニューは出たり出なかったり
朝食会場は2階のThe Landmark Restaurant。プラチナ以上は専用のエリアに案内されます。ここは3回とも変わりませんでした。
問題はその先です。2025年9月の滞在では、ビュッフェに加えてオーダー式の「Breakfast VIP Menu」が用意されていました。ところが2026年1月に泊まったときは、このメニューが出てきませんでした。専用エリアには通されるので特典が消えたわけではないのですが、内容は滞在ごとに違っています。
理由は分かりませんが、少なくとも私の滞在では朝食特典の運用に違いがありました。この記事の写真は9月のものなので、その点は前提として読んでください。

席に着くと渡されたのがこのメニュー。ここから好きなものを頼めます。通常のビュッフェに加えてアラカルトも注文できたのは、印象に残ったサービスでした。

クロワッサンサンド。生地が層になっていて、しっかり焼けていました。

クレープのほうは盛り付けに手が込んでいます。アラカルトとは思えない見た目でした。
ビュッフェ台

会場は広く取られています。混む時間でも席が埋まりきることはありませんでした。

ホイアン名物のカオラウをその場で仕上げてくれるコーナー。ダナンのホテルの朝食でフォーを出すところは多いですが、カオラウを置いているのは土地柄が出ていて好きです。

ホットミール、パン、フルーツ、デザート、ドリンクは定番どころが一通り揃っています。パン類も複数種類用意されていました。数日泊まっても飽きない程度には入れ替わります。



朝食で甘いものまで手を広げると確実に食べ過ぎるので、デザートは毎回少し我慢しています。

ドリンクのコーナー。コーヒーは自分で取る方式です。

締めはベトナムコーヒー。練乳の入った濃いやつです。これがあるかないかで、ベトナムのホテルの朝食の印象はけっこう変わります。
3回泊まって見えた料金
予約条件は3回とも同一です。私が実際に支払った料金は、2025年9月・10月が2,262,000ドン、2026年1月が2,693,000ドンでした。金額だけを見ると4か月ほどで約19パーセント上がっています。
ただしホテル料金は季節やイベントの有無にも左右されるため、この3回の数字だけをもって一方的な値上がり傾向と断定することはできません。時期による変動の一例として見ていただくのが正確だと思います。
まとめ:ラウンジはない。それでも街歩きなら選びたくなる
エグゼクティブラウンジがありません。ラウンジ利用を重視するBonvoy上級会員には弱点です。夜にラウンジで一杯やる前提で選ぶホテルではない、というのは最初に押さえておいたほうがいいところです。
それでも3回泊まっているのは、角部屋アップグレードの安定感と、45階のプール、それにこの立地が効いているからです。私が平日朝7時頃に利用した際は空港まで13分、市場もカフェも徒歩圏。ダナンを街として楽しむなら、この立地はかなり使いやすいです。
コートヤード・ダナン ハンリバーのおすすめポイント
- プラチナで3回とも角部屋にアップグレード。レイトチェックアウトは16時まで
- 45階のルーフトッププールと29階の屋内プール、雨でも泳げる
- ジムは24時間利用可能
- キッズクラブには歩行器も用意されていた
- 空港までGrabで13分・63,000ドン。車寄せありで乗り降りが楽
- ハン市場、ダナン大聖堂、Pizza 4P’sが徒歩圏
弱点は3つ。エグゼクティブラウンジがないこと、ビーチに出るには車が必要なこと、そして朝食の特典内容が滞在ごとに変わることです。朝食特典は今後変更される可能性があるため、最新の内容はチェックイン時に確認するのが確実です。
向いているのは、ダナンで街歩きと食べ歩きを中心に過ごす人。マリオットのステータスを持っていて、ラウンジよりも部屋の質とプールを重視する人。子連れでプールとキッズスペースを求める人。逆に、ホテルの敷地から出ずにビーチで完結させたい人には、海沿いのホテルのほうが合います。
ダナンでどのホテルを選ぶか迷っている方は、5軒すべてに宿泊して比較したダナンのヒルトン・マリオット系5軒比較記事も参考にしてください。
同じダナンでは、海沿い北側のフォーポイント・バイ・シェラトン ダナンとヒルトン・ガーデン・イン ダナンにも何度か泊まっています。ビーチ側で探すならこの2軒。川沿いで比べるなら、隣のヒルトン・ダナンが直接の比較対象になります。あわせてどうぞ。
宿泊時期:2025年9月・10月、2026年1月
ステータス:Marriott Bonvoy Platinum Elite
ホテルの特典・朝食内容等は宿泊時点のものです。


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