【宿泊記】イビス スタイルズ マニラ アラネタ シティ|アラネタコロシアム隣接ホテルに2泊してみた

アラネタコロシアムでのライブに合わせて、隣接するイビス スタイルズ マニラ アラネタ シティ(ibis Styles Manila Araneta City)に2泊しました。会場と屋根付きの通路でつながっていて、雨の日でも濡れずに行き来できます。ライブ遠征の宿を探している人にとっては、この一点だけでも候補に挙げる理由になると思います。宿そのものも新しくて清潔で、朝食もしっかりしていました。2024年8月時点の滞在をもとに、立地の使い勝手から費用感まで書いていきます。なお本文中の金額は現地通貨(PHP)を基本とし、参考として2024年8月当時のレート(1PHP≈2.7円)で円換算も添えています。

フィリピン初のibis Stylesを告知する館外の大型広告
ibis Stylesとしてはフィリピン第1号店にあたります。館外の広告でもその点が大きく打ち出されていました。
目次

アラネタコロシアムに直結、という立地の便利さ

今回の滞在の目的はアラネタコロシアムでのライブでした。開演前後はどうしても慌ただしくなるので、会場に近い宿の方が気持ちに余裕が持てそうだと考えていました。アラネタシティは商業施設が集まる一角で、コロシアム、ショッピングモール、このホテルが屋内でつながっています。おかげで、開演前にモールで食事を済ませ、終演後はそのまま部屋に戻るという流れが自然にできました。

マニラの都市型ホテルは、渋滞と天候に予定を左右されやすい面があります。その点、目的地と屋内でつながっている宿は移動のリスクをまるごと減らせます。ライブやスポーツ観戦でアラネタコロシアムに用がある人には、立地だけで十分に選ぶ価値があると感じました。

SMART ARANETA COLISEUMの入口外観
宿泊の目的だったアラネタコロシアム。ホテルからは屋根付きの通路でつながっています。
アラネタシティのモール内観、吹き抜けの天井に蝶の装飾
直結するモールの吹き抜け。天井には蝶をかたどった装飾が下がっていました。
高層階の客室窓から見たケソン市の街並み
高層階の窓から見えたケソン市の街並み。高い建物と低層の住宅が入り混じっています。

施設概要

ホテル名 イビス スタイルズ マニラ アラネタ シティ (ibis Styles Manila Araneta City)
所在地 General Roxas Avenue, Araneta City, 0810 Quezon City, Philippines
カテゴリ アコー ibis Styles(ミッドスケール)
アクセス ニノイ・アキノ国際空港(MNL)からGrabで約30〜60分、511〜745 PHP(約1,380〜2,010円、時間帯による)
予約経路・ステータス アゴダ(有償)/ステータス利用なし
宿泊時期 2024年8月(2泊)

空港とホテルの往復はGrabで

空港との往復はどちらもGrabを使いました。行きは夜の時間帯で、渋滞にはまって745 PHP(約2,010円)。帰りは昼で流れがよく、511 PHP(約1,380円)で済みました。同じ区間でも時間帯によって234ペソほどの差が出ています。内訳を見ると、差の大きな部分はサージ料金(混雑時の割増)でした。行きは253.30 PHP、帰りは169.95 PHPと、割増分だけで80 PHP以上動いています。

マニラの渋滞は時間帯で大きく変わります。夜の到着便でホテルに向かう場合は、料金も所要時間も上振れすると考えておいた方が安全です。フライトの時間が選べるなら、渋滞のピークを避けるだけで移動のストレスはかなり減ります。空港送迎を宿に手配してもらう手もありますが、今回はGrabで不便は感じませんでした。

アゴダ予約、1名1泊あたり約3,265ペソ

予約はアゴダ経由で、支払いはクレジットカードへの後日課金でした。今回は同行者とそれぞれ1部屋ずつ、2泊で利用しています。1名あたりの宿泊費は2泊でおよそ6,530 PHP(約17,600円)、1泊あたり約3,265 PHP(約8,800円)でした。この中に無料WiFiと朝食が含まれています。

新しくて清潔な部屋に、後述するそれなりに充実した朝食が付いてこの価格帯なら、コストパフォーマンスは良い方だと思います。マニラの同等クラスの新しめのホテルと比べても、無理のない水準に収まっている印象でした。

スタジアムの壁画とボルスターが置かれたベッド

部屋はStandard Room With 1 Queen Size Bed。入口を入るとすぐ横にバスルームのすりガラス扉と姿見があり、その先が居室という間取りです。木目の床に白いベッド、窓際にデスクとチェアという構成で、広さは1人で使うにはちょうどよく感じました。

客室の入口通路、姿見とバスルームのすりガラス扉
客室の入口。右手が姿見、左手がバスルームのすりガラス扉です。
客室階の廊下、花火柄のカラフルなカーペット
客室階の廊下。花火を思わせる柄のカーペットが続きます。
スタンダードルームの全景、ダブルベッドとデスク
照明を点けた状態の部屋。窓際のデスクとチェア、荷物置きも一通りそろっています。

いちばん目を引くのは、ベッドの背面いっぱいに広がる壁画です。スタジアムのコンサートを思わせる図柄で、隣がアラネタコロシアムだと知っていると、なるほどと納得します。ベッドには枕が複数と、手前に細長いボルスターが1本。装飾を兼ねたものですが、背もたれ代わりにも使えて、部屋でくつろぐときに便利でした。

スタジアムのコンサートを思わせる壁画とベッド
ベッドの背面はスタジアムのコンサートを思わせる壁画。枕の手前に細長いボルスターが置かれていました。
オープンクローゼットに電気ケトル、セーフティボックス、小型冷蔵庫
オープンクローゼットに電気ケトル、セーフティボックス、小型冷蔵庫がまとまっています。枕カバーの英文はイビスらしい遊びです。

赤いカウンターでまとめた水回り

水回りは、居室と同じ赤をアクセントに使った作りでした。洗面台は赤い天板のシングルシンク。丸い鏡と間接照明で、限られたスペースをうまくまとめています。1人で使う分には不足はありませんが、2名で同時に使うと少し譲り合いになる広さです。ここは価格帯なりの割り切りだと思います。

赤い天板のシングルシンクと丸型ミラー
洗面台は赤い天板のシングルシンク。鏡の丸みと赤の差し色で、狭いながら整った印象です。

シャワーはハンドシャワーのみで、レインシャワーはありません。アメニティはPRESSTO IMPRESSというブランドのボトルが備え付けでした。トイレは独立した個室になっていて、ハンドビデ(ビデスプレー)が付いています。バスルーム全体はガラス扉で仕切られ、清潔感は十分でした。

ハンドシャワーと赤いアクセントパネルのシャワースペース
シャワーはハンドシャワーのみで、レインシャワーはありません。壁の赤が居室とそろえてあります。
独立したトイレ個室、ハンドビデ付き
トイレは独立した個室。ハンドビデが付いていて、東南アジアの新しいホテルらしい設備です。

朝食はフードコート形式のSTREATSで

ロビーからして、イビススタイルズらしい賑やかな配色でした。青いソファに赤と黄のクッション、隅にはコットンキャンディのワゴン。ボクシンググローブをかたどった長椅子と「THE SHOW MUST GO ON」の文字が並ぶ一角もあって、遊び心のある空間です。

青いソファに赤と黄色のクッションが並ぶロビー
ロビーの一角。青いソファに赤と黄のクッションという、ブランドらしい配色でまとめられています。
ボクシンググローブ型の長椅子とTHE SHOW MUST GO ONのネオン
ボクシンググローブをかたどった長椅子と、青く光る文字。写真映えを意識した設えです。

朝食会場は、フロントと同じ階にあるSTREATS。日中はカフェやフードコートとして使われる場所が、朝はビュッフェ会場になります。ステーションごとに名前が付いていて、麺・点心のSAVOR ASIA、デザートのSUGAR RUSHといった具合に分かれています。席には「TABLE OCCUPIED」の札が用意されていて、料理を取りに行く間に席を確保しておく仕組みでした。

STREATSのカウンター、ジューサーとコーヒーマシン
フロントと同じ階のSTREATS。ジューサーやコーヒーマシンが並び、朝食もここが会場になります。
STREATSの各コーナーを示す案内サイン
各コーナーに名前が付いています。SAVOR ASIA(麺・点心)やSUGAR RUSH(デザート)といった具合です。
レストラン入口、週末ビュッフェの案内
レストランの入口。週末はランチ・ディナービュッフェの案内も出ていました。
Le Bistroの日中のレストラン、大きな窓とビストロ風の椅子
日中のレストラン。窓が大きく、ビストロ風の椅子が並びます。
レストランを別角度から、緑のチェアと市松模様の床
同じレストランを別の角度から。緑のチェアと市松模様の床の組み合わせが記憶に残りました。

料理の種類は、価格帯を考えれば十分そろっていました。オムレツは目の前で焼いてくれるライブキッチン形式で、これが良かったです。具を選んで作ってもらったオムレツは、朝食のなかでいちばん満足度が高かった。パンとペストリーのコーナーには奥にピザ窯があり、クロワッサンやパンデサルが焼き上がっていました。デザートのCHOCOLATE MARVELは、ドーナツやキャンディを観覧車の装飾とあわせて見せていて、子ども連れにも楽しい作りです。

オムレツ、クロワッサン、サラダ、ヌードルスープの朝食プレート
ある朝の一皿。オムレツ、クロワッサン、かぼちゃ、サラダに、鶏肉入りのヌードルスープを合わせました。
卵料理のライブキッチン、エッグステーション
卵料理はライブキッチン形式。ここで作ってもらったオムレツが良かったです。
パンとペストリーのコーナー、ピザ窯とクロワッサン
パンとペストリーのコーナー。奥にピザ窯があり、クロワッサンやパンデサルが並びます。
デザートコーナーCHOCOLATE MARVEL、ドーナツとキャンディ
デザートのCHOCOLATE MARVEL。ドーナツやキャンディを観覧車の装飾とあわせた見せ方でした。

ルーフトップのプールとThe Edge、館内施設

屋上にはインフィニティプールとバーがあります。プールはケソン市のスカイラインを見渡せる位置にあって、背後にはGATEWAYの高層ビル。眺めは良かったのですが、今回は見て回っただけで、実際には入っていません。泳がずとも、屋上からの景色を眺めるだけでも足を運ぶ価値はあると思います。

ルーフトップのインフィニティプール、背後にGATEWAYビル
ルーフトップのインフィニティプール。背後にGATEWAYの高層ビルが見えます。
広い画角で撮ったルーフトッププールとケソン市のスカイライン
同じプールを広い画角で。ケソン市のスカイラインまで見渡せます。プールは眺めただけで、入ってはいません。

同じ屋上にあるThe Edge Skyview Barは、訪れた時間が営業前で、什器にカバーがかかった状態でした。ガラス張りの天井と円形のカウンターで、夜に営業していれば雰囲気は良さそうです。ジムのGET-FITはガラス張りで外光がよく入る作りでしたが、器具は使っていません。

屋上のThe Edge Skyview Bar、営業前の状態
屋上のThe Edge Skyview Bar。訪れたのは営業前で、什器にカバーがかかった状態でした。
ガラス張りのジムGET-FITの入口
ジムのGET-FIT。ガラス張りで外光がよく入ります。

モール直結の便利さと、ライブ遠征拠点としての評価

周辺の使い勝手も、この宿を選ぶ理由になります。ホテルはショッピングモールと直結していて、レストランの選択肢が多い。モールの中には吉野家も入っていましたし、ジョリビーは歩いて3分ほどの距離にあります。近くにはローカルなマーケットもあって、フルーツ店にはマンゴスチンやドラゴンフルーツが山積みでした。日中は人通りが多く、危険を感じる場面はありませんでした。ただし深夜の外歩きは避けた方が無難だと思います。

モールのフードコートのPotato Cornerとlechon manokの屋台
モールのフードコートにあったPotato Cornerとlechon manokの屋台。手軽に食べたいときに便利です。
近くのマーケットのフルーツ店、マンゴスチンやドラゴンフルーツ
近くのマーケットのフルーツ店。マンゴスチンやドラゴンフルーツが山積みになっていました。

総じて、イビス スタイルズ マニラ アラネタ シティは、アラネタコロシアムでのライブやイベントを目的にした滞在に向いた宿だと感じました。会場と屋内でつながっていて天候に左右されず、モールで食事も買い物も済む。新しくて清潔な部屋と、オムレツが良かった朝食が付いて、1名1泊あたり約3,265 PHP(約8,800円)。ステータスに頼らない有償予約でも、この立地でこの価格なら納得のいく選択でした。逆に、観光の中心地に近い宿を探しているなら、アラネタシティはやや東寄りに位置するので、目的地との位置関係は確認しておいた方がよいと思います。

同じ東南アジアの都市型ホテルとしては、KROMO Bangkok(キュリオ・コレクション by ヒルトン)の宿泊記もまとめています。あわせて参考にしてみてください。

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この記事を書いた人

都内在住 / 旅のストラテジスト。
東京を拠点に、マイルとステータスを駆使して「価格以上の感動」があるラグジュアリーな旅を追求する会社員トラベラー。
週末ステイから海外リゾートまで、大人のためのスマートな旅を提案します。
【保有資格】ヒルトンダイヤ / マリオットプラチナ / JGC / SFC / デルタゴールド

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