フランスの洗練された文化と、ベトナムのエネルギッシュな熱気が交差する街、ホーチミン。
その中心部、District 1のサイゴン川のほとりに佇むのが「ルメリディアン・サイゴン(Le Méridien Saigon)」です。
街中がクリスマスのイルミネーションで華やぐ2025年12月、このアートと感性が融合したホテルに滞在してきました。
今回はマリオット・ボンヴォイのプラチナエリート特典をフル活用し、最安値のボトム予約から鮮やかなリバービュー客室へのアップグレードに成功。
噂の「ケバブが切り分けられるラウンジ」や、遊び心あふれるドーナツウォールの朝食など、五感を刺激する滞在の全貌を、豊富な写真とともに徹底レポートします。
ルメリディアン・サイゴン 施設概要
| ホテル名 | ルメリディアン・サイゴン (Le Méridien Saigon) |
|---|---|
| 所在地 | 3C Ton Duc Thang Street, District 1, Ho Chi Minh City |
| アクセス | タンソンニャット国際空港からGrabで約30〜40分(約14.3万VND目安) |
| 会員ステータス | マリオット・ボンヴォイ プラチナエリート |
| 予約経路 | 公式サイト(ポイント宿泊/有償ボトム予約) |
アクセス:Grabを使いこなすホーチミン移動術
ホーチミンでの移動手段は、配車アプリ「Grab」一択と言っても過言ではありません。
タクシーのような料金交渉の煩わしさがなく、行き先を告げる必要もないため、到着直後からストレスフリーに移動できます。
空港からホテルまでの道中は、活気あるバイクの波を眺めながらのアーバンクルーズ。
決済画面を確認すると、空港使用料や通行料込みで143,000ドン程度(日本円で約850円前後)。30分以上乗車してこの価格は、日本の感覚からすると驚異的なコストパフォーマンスです。
実際のGrab利用明細。明朗会計であることは、海外旅行において最大の安心材料です。
空港からのルートマップ。サイゴン川沿いを走るルートは景色も良く、ホテル到着前から旅の気分を高めてくれます。
客室:サイゴン川を見渡すリバービューへのアップグレード
今回は一番手頃な「シティビュー」で予約していましたが、マリオット・プラチナ特典の恩恵により、高層階の「プレミア・クラシック・リバービュー」へとアップグレードされました。
アプリ上で事前にアップグレードを確認してはいましたが、実際にドアを開け、目の前のパノラマを目にした瞬間の感動はひとしおです。
今回享受した主なエリート特典
- 客室アップグレード:ボトム予約 → リバービュー高層階へ
- ラウンジアクセス:22階にてカクテルタイム等を享受
- レイトチェックアウト:最大16時まで確約(帰国便に合わせて活用)
- ウェルカムギフト:1,000ポイントを選択
黒と白を基調に、ルメリディアンのブランドカラーである赤をアクセントにしたモダンなインテリア。38平米という数字以上の広がりを感じさせるレイアウトです。
この部屋の主役は、何と言っても「窓」です。
壁一面がガラス張りになっており、急速に発展するホーチミンのスカイラインと、悠久の時を刻むサイゴン川のコントラストを独り占めできます。
窓際に設置された赤いデイベッド。ここに寝転がりながら、行き交う船やバイクの列を眺める時間は、何もしない贅沢そのものでした。
眼下に広がるトゥーティエム2橋。2022年に開通したばかりのこの橋は、近代化するベトナムの象徴的な風景です。
機能的にまとめられたベッドサイド。ユニバーサル電源やUSBポートも完備されており、充電環境に困ることはありません。
ミニバーも充実しています。ベトナムのローカルビール「333(バーバーバー)」やペリエなどが冷やされていました。
水回り:独立したバスタブとスタイリッシュな設え
バスルームは、清潔感あふれる白を基調とした大理石調のデザイン。
東南アジアのホテルではシャワーのみの場合も多いですが、ここでは深めの独立したバスタブが完備されています。
足を伸ばして肩まで浸かれるサイズのバスタブ。ガラス越しに夜景を楽しみながらのバスタイムは、旅の疲れを一瞬で解きほぐしてくれます。
シンプルで使い勝手の良いシングルシンク。照明が明るく、身支度がしやすい設計です。
ルメリディアンお馴染みのアメニティブランド「MALIN+GOETZ」。爽やかな香りが特徴です。
バスタブとは別に設けられたシャワーブース。レインシャワーの水圧も十分でした。
東南アジア圏では標準的なハンドシャワー付きトイレ。清掃が行き届いており清潔です。
ふかふかのバスローブと、厚みのあるスリッパ。室内の快適性を高める重要なアイテムです。
食事・ドリンク:シャワルマに驚くラウンジ、ドーナツに笑む朝食
22階にあるエグゼクティブラウンジ「ルメリディアン・クラブ」は、このホテルのハイライトの一つ。
カクテルタイム(17:30〜)には、なんとライブキッチンで切り分けられる「シャワルマ(ケバブ)」が登場します。
一般的なクラブラウンジの軽食といえば、カナッペや乾き物が中心ですが、ここは違います。本格的なグリル料理をはじめ、夕食代わりにもなる充実したフードプレゼンテーションに、つい長居してしまいました。
圧倒的な存在感を放つケバブグリル。シェフが目の前で切り分けてくれるライブ感が、ラウンジ体験を特別なものにします。
整然と並ぶオードブル。ベトナム風の春巻きから洋風の前菜まで、バラエティ豊かです。
夜景を眺めながらいただくシャワルマとシャンパン。最高のペアリングでした。
一口サイズのケーキも種類豊富。食後のコーヒータイムまで完璧にサポートしてくれます。
見た目も涼しげなグラスデザート。甘さ控えめで上品な味わいです。
遊び心あふれる朝食ブッフェ
2階のレストラン「Latest Recipe」での朝食ブッフェも、ルメリディアンらしい遊び心に満ちています。
名物となっている壁一面の「ドーナツウォール」は圧巻。フレンチ系のホテルらしく、ベーカリーの質の高さが群を抜いていました。
ポップで可愛いドーナツウォール。見ているだけで心が躍る、朝食会場のフォトスポットです。
クロワッサンやデニッシュはサクサク。パン好きにはたまらないラインナップです。
フォーやバインミーなどのベトナム料理もしっかり網羅。朝からエネルギーチャージ完了です。
チーズやハムのディスプレイも美しく、まるでパリのマルシェのような雰囲気。
スイカやグアバなど、南国フルーツをそのまま搾ったフレッシュジュース。
施設:9階に集うウェルネスとハーレーの衝撃
ホテルの9階は、心身をリフレッシュさせるウェルネスエリア。
エレベーターを降りると、1929年製のサイドカー付きハーレーダビッドソンが鎮座し、ルメリディアンらしい独特の世界観を放っています。
ウェルネスフロアの入口に置かれたヴィンテージ・ハーレー。この無骨な美しさがホテルのアクセントになっています。
吹き抜けの天井から降り注ぐバブルシャンデリア。下から見上げると圧巻の迫力です。
プールサイドからはサイゴン川と橋を一望。泳ぎ疲れたらデッキチェアで一休み。
最新マシンが揃うジム。窓に向かって走るトレッドミルは開放感抜群です。
ジム内には冷えたデトックスウォーターを完備。ワークアウト後の水分補給も完璧です。
夜景:ドラマチックに輝くサイゴンの夜
夜になると、ホテルの表情は一変します。
客室の窓から見える橋は青く輝き、ロビーのシャンデリアが静寂の空間に深みを加えます。
青くライトアップされたトゥーティエム2橋。川面に映る光が幻想的で、いつまでも眺めていられます。
夜のロビーは照明が落ち、落ち着いた大人の空間に。
エントランスを彩るクリスマスのイルミネーション。南国のクリスマスもまた一興です。
ルメリディアン・サイゴンでの滞在は、単なる宿泊を超え、急速に進化するホーチミンのダイナミズムを五感で体感するものでした。
特にリバービュー客室からの眺望と、ライブキッチンが楽しめるラウンジのクオリティは、同価格帯のホテルの中でも抜きん出た存在です。
ホーチミンでモダンかつ機能的なステイを求めるなら、間違いなくここが最有力候補です。
このホテルは、変わりゆくベトナムの「今」を映し出す、最も美しいレンズと言えるかもしれません。


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