【宿泊記】ヴァナベル(Vana Belle)サムイ|FHRで100ドルクレジット、海一望のプールスイートへアップグレード

サムイ島でハイクラスのホテルを探すと、フォーシーズンズやコンラッド、リッツカールトンあたりが定番の候補に挙がります。ただ、この3軒はどれも島の西側や北側にあり、人が集まるチャウエン一帯からは離れています。今回泊まったヴァナベルは、チャウエンノイビーチに面したマリオット・ボンヴォイのラグジュアリーコレクションです。アメックス・プラチナのFHR(ファイン・ホテルズ&リゾーツ)で予約しました。

泊まったのは2026年5月。アップグレードでプレミアムオーシャンプールスイートに通され、部屋から海が正面に見えました。ビーチの水も澄んでいて、1泊では正直物足りませんでした。一方で、敷地が斜面に広がっているなど、行ってみて分かったこともあります。FHRの特典がどう効いたのか、100ドルクレジットの使い方も含めて書いていきます。

ヴァナベル・サムイ 施設概要

ホテル名 ヴァナベル・ア・ラグジュアリーコレクションリゾート・サムイ (Vana Belle, A Luxury Collection Resort, Koh Samui)
所在地 9 Noi Beach, 99 Chaweng Beach Rd, Tambon Bo Put, Amphoe Ko Samui, Surat Thani 84320, Thailand
カテゴリ ラグジュアリーコレクション(マリオット・ボンヴォイ)
客室タイプ プレミアムオーシャンプールスイート(1ベッドルーム)※アップグレードで案内
アクセス サムイ国際空港から車で約20分。帰りはTrip.comの空港送迎を利用し1,830円
予約経路・ステータス アメックス・プラチナ FHR(有償)/マリオット・ボンヴォイ プラチナエリート
宿泊時期 2026年5月(1泊)
宿泊料金 1泊 77,558円(100ドルの館内クレジット付き)
目次

アクセスと立地:空港から車で20分、目の前にセブンイレブン

石積みの壁にVANA BELLE A LUXURY COLLECTION RESORTと掲げられたエントランスの看板
入口の看板。石積みの壁に金文字のロゴで、ラグジュアリーコレクションらしい落ち着いた佇まいです。

空港からホテルまでは車で20分ほどです。着いてみると、ホテルを出てすぐのところにセブンイレブンがあり、その並びにマッサージ店や食堂も見えます。孤立したリゾートというより、生活圏の延長線上にある立地です。水やビールをコンビニ価格で買い足せるのは、地味に助かりました。

ホテル前の通りにあるセブンイレブンとバイクが並ぶローカルな街並み
ホテルのすぐ前のセブンイレブン。ATMも併設で、現地通貨の調達までここで済みます。

リゾートは斜面に広がっていて、客室棟やビーチへはカート(バギー)で送ってもらえます。歩いても行ける距離なので、待つのが面倒ならそのまま歩けば問題ありません。島内の移動はタクシーかレンタルバイクが中心になります。

チェックインで少し意外だったのは、日本語を話せるスタッフがいたことです。細かい要望も日本語で伝わるので、英語やタイ語でのやり取りに不安がある人でも安心だと思います。

帰りはTrip.comの空港送迎を予約し、1,830円でした。事前に金額が決まっているので安心して利用できます。

木組みの高い天井とペンダントライト、ソファが並ぶヴァナベルのロビー
チェックインのロビー。木組みの高い天井にガラスのペンダントライトが下がる、オープンエアの造りです。
アーチが連なる回廊の先に海が見えるヴァナベルのエントランス
ロビーからまっすぐ海へ抜ける回廊。アーチが連なり、正面に海が切り取られます。
ヤシの葉が覆う敷地内の緑の遊歩道
客室棟をつなぐ小道。緑が濃く、日中は日差しが強いのでカートが楽でした。

予約とFHR特典:100ドルクレジットに朝食、アップグレードまで

今回はアメックス・プラチナのFHR経由で、1泊77,558円。FHRは有償レートに特典が上乗せされる予約方法です。到着すると、支配人名義のウェルカムレターに特典が並んでいました。

ヴァナベルとFine Hotels + Resortsのロゴが入ったFHR特典を記したウェルカムレター
客室に置かれていたFHRのウェルカムレター。アーリーチェックインや客室アップグレード、2名朝食、レイトチェックアウト、100ドルクレジットが記載されています。

受けられたのは、12時のアーリーチェックイン、客室アップグレード、Kireeでの2名分の朝食、16時までのレイトチェックアウト(確約)、100ドルの館内クレジットです。Wi-Fiも無料で、加えてウェルカムアメニティが部屋に用意されていました。ありがたかったのは16時までのレイトチェックアウトで、夕方の便まで部屋とビーチを使えました。

支払いはアメックスプラチナによる事前カード決済です。そのぶんマリオット側の宿泊としてもカウントされ、決済額に対して10,255ポイントが付きました。77,558円のうち100ドル(約3,000バーツ)が館内利用分として戻り、2名の朝食とアップグレードも付く。数字を並べると、見た目の金額ほど高くはありません。

客室:ベッドに寝転んだまま海が正面に見える

客室のベッドから見た、プール越しに広がる海の眺め
部屋に入ってまず目に入るのがこの眺め。ベッドの高さのまま、プールと海が正面に来ます。

通されたのは「プレミアムオーシャンプールスイート(1ベッドルーム)」でした。プライベートプール付きのオーシャンビュー客室で、リビング、寝室、屋外のプール&テラスがつながり、どこにいても視線の先に海があります。ダークウッドと石を基調にした落ち着いたトーンで、静かに籠もるのに向いた部屋です。

ベージュのソファとアームチェア、ガラステーブルにウェルカムアメニティが置かれた客室リビング
リビングのソファセット。テラスと段差なくつながり、扉を開けると室内と屋外の境目が消えます。
ダークトーンのソファが置かれたテラスから海を望むアウトドアリビング
テラス側のアウトドアリビング。屋根付きなので、日中もここで海を眺めて過ごせます。
バルコニーから見下ろす、三角屋根のヴィラと水平線まで続く海
バルコニーからの眺め。手前は他のヴィラの屋根、その先は遮るもののない水平線です。
白いリネンのベッドに、タオルで作った動物のアートと花が飾られたターンダウン
ベッドには枕と掛け布団。その上にタオルアートと生花が飾られていました。
木製トレイに乗った青紫色のウェルカムドリンク、背景にプールとマーメイド像
チェックイン時の青紫のウェルカムドリンク。バタフライピー(アンチャン)を使ったもののようです。
海を望むテラスのテーブルに置かれた、フルーツとマカロンのウェルカムアメニティ
ウェルカムアメニティはカットフルーツとマカロン。テラスのテーブルに置かれていました。
バスローブ、ビーチサンダル、スリッパ、アイロン、トートバッグが収まったクローゼット
クローゼットにはバスローブとスリッパ、青いビーチサンダルとトートバッグ。そのままビーチへ出られます。

プライベートプール:水深1.2mで浸かって過ごすタイプ

海と三角屋根のヴィラを望む客室のプライベートインフィニティプール、1.2M/4FTの表示
客室のプライベートプール。海側に縁が抜けるインフィニティタイプで、水深は1.2m(4FT)です。

テラスから直接入れるプライベートプールです。水深は1.2mなので、泳ぐというより肩まで浸かって海を眺めるのに合っています。人目を気にせず、入りたいときに入れるのが専用プールのよさです。

バスルーム:バラの花びらを浮かべたバスタブ

バスルームは浴槽とシャワーブースが分かれた造りです。洗面まわりも広く、身支度で窮屈さは感じませんでした。

バラの花びらと泡を浮かべた、据え置き型のバスタブ
据え置き型のバスタブ。到着時にバラの花びらを浮かべた泡風呂が用意されていました。
レインシャワーとハンドシャワー、壁のニッチにアメニティが並ぶシャワーブース
シャワーブースはバスタブとは別。ハンドシャワー式で水圧は十分でした。
BYREDO LE CHEMINと記された3本のポンプ式アメニティボトル
バスアメニティはBYREDO(バイレード)の「LE CHEMIN」。香りが強すぎず使いやすかったです。

ミニバーとリフレッシュメント:飲み物は一通りそろう

ネスプレッソマシン、電気ケトル、ABSOLUT VODKA、ガラス瓶の水が並ぶドリンクカウンター
ドリンクカウンターにはネスプレッソとケトル。ウォッカやヴァナベル名義の瓶入りの水も置かれています。
ペプシ、ハイネケン、チャーン、エビアンなどが詰まったミニバー冷蔵庫
冷蔵庫はペプシやハイネケン、チャーン、エビアンまで一通り。トムヤム味のカシューナッツなどオリジナルのスナックもありました。
リフレッシュメントセンターの価格表。スピリッツやワイン、ソフトドリンクのタイバーツ表記
ミニバーの価格表。エビアン330mlが190バーツ、ビール195バーツと、リゾート価格ですが極端ではありません。

プライベートビーチ:サムイでも指折りの透明度と遠浅

青空の下、遠浅で透明度の高い海と背後の緑の山
晴れた日のビーチ。遠浅で波が穏やか、水温も高く、海に入るには申し分ないコンディションでした。

このリゾートを選ぶ理由があるとすれば、プライベートビーチだと思います。遠浅で波が立ちにくく、水温も高い。泳ぐというより海に浸かってのんびりするのに向いています。宿泊者専用なので混み合わず、パラソルとデッキチェアで静かに一日を過ごせました。

ROMANCE @ VANABELLEと書かれたビーチのベンチと曇り空の海
ビーチのベンチ「ROMANCE @ VANABELLE」。曇るとこの表情で、天気で海の色がかなり変わります。
茅葺き屋根のビーチバーと、ストライプのクッションが置かれたラウンジ席
ビーチ沿いの茅葺き屋根のバー。泳いで、乾いたら飲んで、また泳ぐ。そんな一日に向いています。

プールとジム:メインプールは開放感、ジムも設備十分

青空の下、青いタイルが映えるリゾートのメインインフィニティプールとカバナ
共用のメインプール。深い青のタイルに屋根付きのカバナが並び、緑に囲まれています。

客室のプールとは別に、共用のメインプールもあります。昼の強い日差しでも、カバナに入れば平気でした。ジムはトレッドミルやダンベル、ウェイトマシンがそろい、リゾートのジムとしては十分な内容です。

窓に面して並ぶトレッドミルと、壁際のダンベルラックが見えるジム
ジムは窓向きにトレッドミルが並び、外の緑を見ながら走れます。ダンベルもひととおりそろっていました。

100ドルクレジットで夕食:ほぼ持ち出しなし

間接照明に照らされた、ソファ席が並ぶ夜のレストラン内装
夜のレストラン。ソファ席が中心で、照明を落とした落ち着いた空間でした。

FHRの100ドルクレジットは、館内の飲食などに使えます。今回はKireeでの夕食に充てました。この日に頼んだのはシーザーサラダ、ガーリックシュリンプ、ステーキです。クレジットはバーツ換算で約3,012バーツとして請求から差し引かれ、夕食の総額との差額の約300バーツだけを自分のカードで支払う形でした。前菜とメインを頼んでこの持ち出しなので、ディナー1回でほぼ使い切れます。

スキレットで供されるガーリックシュリンプと、こんがり焼いたバゲット
ガーリックシュリンプ。スキレットのオイルにバゲットを浸して食べる一皿です。
銀皿に盛られたスライスステーキと、別皿のフライドポテト
メインのステーキはスライスで、フライドポテト添え。海辺で食べる肉もたまにはいいものです。

朝食(Kiree):ビュッフェとアラカルトが両立

大きな窓の外に海が広がる、ソファ席中心のレストランKireeの店内
朝食会場のKiree。海に面した大きな窓から光が入り、ソファ席でゆったり過ごせます。

朝食はKireeで、FHR特典として2名分が無料です。営業は7:00〜10:30。基本はビュッフェで、卵料理やアジア系のメインはメニューから注文できます。パンや焼き菓子、ドーナツも並び、洋食からタイ料理、麺まで品数は多めでした。

海を望むテラス際に並ぶ、数種類のパンを盛ったベーカリーコーナー
海側のベーカリーコーナー。ハード系からソフト系までそろいます。
ドラゴンフルーツやスイカ、パパイヤなど南国フルーツを籠に盛ったフルーツコーナー
カットフルーツはドラゴンフルーツやスイカ、パパイヤなど南国らしい顔ぶれです。
ベーコンやソーセージ、揚げ物、ビーンズが並ぶホットミールのビュッフェ台
ホットミールはベーコンやソーセージ、ハッシュブラウンなど定番の洋朝食が中心です。
冷蔵ショーケースに並ぶサラダ、チーズ、スモークサーモン、ドレッシング
冷蔵ショーケースにはサラダやチーズ、スモークサーモン。軽めに済ませたい朝はここで完結します。
麺と空芯菜、薬味が並ぶ、その場で作る麺料理のヌードルバー
ヌードルバーでは麺と具を選び、その場で仕上げてくれます。朝からタイらしい一杯が食べられます。
小瓶に入ったヨーグルトやミルク、ミューズリーが整然と並ぶコーナー
ヨーグルトやミルクは小瓶で。プレーンやストロベリーなど種類が分かれています。
サラダプレートとカツカレー、スパークリングワイン、コーヒー、ジュースを並べた朝食
盛り付けた朝食の一例。サラダとアラカルトのカツカレー、スパークリングワインを合わせました。
エッグセレクションやヘルシーオプション、アジアンセレクションが並ぶ朝食メニュー
アラカルトのメニュー。卵料理から粥、タイ料理まで、ビュッフェに一品足したいときに便利でした。

予約方法の比較:FHR・マリオットポイント・有償のどれで泊まるか

ヴァナベルはラグジュアリーコレクション(マリオット系)なので、予約の入口が複数あります。今回のFHRを含めて、予約方法の違いを整理しておきます。

アメックス・プラチナのFHRは、有償レートに100ドルクレジット、2名朝食、アップグレード、レイトチェックアウトが上乗せされる方式です。支払いはアメックス・プラチナによる事前決済ですが、その決済に対してマリオットの宿泊とポイントも積算されます。マリオット・ボンヴォイのポイント宿泊なら現金の持ち出しをほぼゼロにできますが、100ドルクレジットのようなFHR固有の特典は付きません。純粋な有償予約は特典が最小になる代わりに、レートやキャンセルの自由度が高くなります。

今回はポイントを温存したかったのでFHRにしました。100ドルクレジットと2名の朝食が付くため、この予約で十分に元は取れたと思います。サムイでラグジュアリーコレクションに泊まるなら、検討する価値はあります。

1泊では惜しいリゾートでした

1泊だけの滞在でしたが、部屋から海が見え、ビーチの水はきれいで、朝食もジムも不足はありません。気になった点を挙げるなら、敷地が斜面であること、一歩外は生活道路であること、プライベートプールが水深1.2mで泳ぐ用ではないことくらい。どれも滞在の満足度を大きく下げるものではありませんでした。海に入るのが好きな人や、ビーチでのんびりしたい人に向いたリゾートだと思います。

アメックス・プラチナを持っていてサムイでラグジュアリーコレクションに泊まるなら、FHR経由はいい選択だと思います。100ドルクレジットと2名朝食、アップグレードにレイトチェックアウトが付き、マリオットのポイントと宿泊も積める。次はビーチとメインプールの時間をもっと取りたいところです。

同じタイのホテルでは、バンコクで泊まったKROMO Bangkokの宿泊記もあわせてどうぞ。ほかの宿泊記はClassy Milesのトップページからご覧いただけます。

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この記事を書いた人

都内在住 / 旅のストラテジスト。
東京を拠点に、マイルとステータスを駆使して「価格以上の感動」があるラグジュアリーな旅を追求する会社員トラベラー。
週末ステイから海外リゾートまで、大人のためのスマートな旅を提案します。
【保有資格】ヒルトンダイヤ / マリオットプラチナ / JGC / SFC / デルタゴールド

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