ダナンで何度も泊まっているホテルのひとつが、このフォーポイント・バイ・シェラトン ダナンです。ヒルトン・ガーデン・インと同じく、海沿いの北寄りに建つ高層ホテル。ミーケービーチの中心からは少し離れていて、ハン市場やハン川沿いの中心部へ行くなら、Grabやタクシーを使うのが現実的です。
それでも何度も泊まっているのは、朝食の専用スペースに加えて、ジャグジーとサウナ、そしてかなり広いジムがあるからです。海沿いのホテルですが、私の場合はプールよりこのあたりの施設を使っている時間の方が長いくらいです。私が宿泊した際は日本人客をよく見かけ、日本語の案内も用意されていました。スタッフの対応にも、日本人客への慣れを感じました。
2025年12月の滞在では1泊2,310,000ドンでした。以前の宿泊時より高い水準でした。
フォーポイント・バイ・シェラトン ダナン 施設概要
| ホテル名 | Four Points by Sheraton Danang |
|---|---|
| 開業 | 2018年5月19日 |
| 規模 | 36階建て、390室 |
| 備考 | ベトナム初のFour Points by Sheraton(ダナン市観光局の情報より) |
| 所在地 | 118–120 Vo Nguyen Giap Street |
| 立地 | ミーケービーチ沿いの北側。ヒルトン・ガーデン・インの並び |
| 会員ステータス | マリオットボンヴォイ・プラチナ |
| 宿泊料金 | 1泊2,310,000ドン(2025年12月) |
プラチナで実際に受けた特典・対応(早見表)
| プラチナ特典 | 実際の対応 |
|---|---|
| ウェルカムギフト | 500ポイントまたは2名分朝食 |
| 朝食 | 専用スペース+アラカルト+ビュッフェ |
| レイトチェックアウト | 16時まで利用 |
| 客室アップグレード | 上層階中心、時々コーナールーム |
| アーリーチェックイン | 空室時に対応実績あり |
| ラウンジ | なし |
ロビーとチェックイン

エントランスを抜けると、吹き抜けの広いロビー。右手に螺旋階段が伸びていて、フォーポイントというブランドの印象よりは、だいぶ立派な作りです。

チェックインカウンターは複数並んでいるので、団体と重ならなければ待ち時間はほとんどありません。背後の棚に陶器や小物が飾られていて、このあたりの雰囲気づくりは丁寧だと思います。
ロビーにはATMもあります。手持ちのドンが減ってきたときにわざわざ外まで出なくて済むのは、地味にありがたい。滞在時、ホテル内からアクセスできるカジノの案内がありました。入り口はロビーとは別だったので、特に気にせず過ごせました。

同じフロアにあるThe Lounge。ワインとチーズの飲み放題イベントの案内が出ていました。

こちらはHORIZON。訪問時はメキシカンフードのフェアをやっていて、ソンブレロとピニャータが並ぶにぎやかな入口になっていました。
なお、このホテルにエグゼクティブラウンジはありません。ラウンジ目当てで選ぶホテルではない、というのは最初に押さえておきたいところです。
プラチナ特典の案内

フロントでチェックインの際に、特典をまとめたレターを渡されました。ウェルカムギフトは500ポイントか2名分の朝食のどちらか。レイトチェックアウトは16時までと案内され、今回の滞在では実際にその時間まで利用できました。
エリート特典とは別に、自転車の無料レンタル、ビーチチェアとタオルの利用、レストランとスパの10パーセント割引も案内されていました。これはBonvoy共通の特典ではなく、ウェルカムレターに記載されていたこのホテル独自の内容です。内容は今後変わる可能性があります。
アップグレードについては、ステータスがあるとたまにコーナーの部屋にしてもらえます。ただ基本は予約時のカテゴリーのまま、上層階にアサインされるパターンが多いです。空きがあればアーリーチェックインにも対応してもらえました。
客室:オーシャンビューの一室

ネイビーのレザーヘッドボードと、波を描いたようなカーペット。ネイビーを基調にした比較的シンプルなデザインです。2018年開業ですが、今回の客室では目立った古さは感じませんでした。

入口からベッド、その奥にガラス張りのバスルームという構成。廊下側にクローゼットがあります。

窓際にはデイベッドとオットマン。ここに座って海を眺めていると、あっという間に時間が過ぎていきます。

昼の光が入るとこんな感じ。窓が大きいので、カーテンを開けたときの解放感がかなりあります。

テーブルにはウェルカムフルーツ。スイカ、メロン、パイナップル、グアバ。私の滞在では毎回、この量がきちんと出てくるのが嬉しいところです。

入口脇の黒大理石のベンチ。スーツケースを置くのにちょうどいい高さです。

デスクは幅にゆとりがあり、PC作業をするのに困りません。

ユニバーサルタイプのコンセントとiHomeのスピーカー。変換プラグを持っていなくても、日本のプラグがそのまま挿さります。
シティビューの夜景

内陸側の部屋からは、ダナンの街の灯りが一面に広がります。奥に見えるのは港の照明。海側とはまた違う表情です。
日本語の案内と煎茶

これが個人的に気に入っているところ。ハウスキーピングチームからの日本語のメッセージカードと、煎茶が置かれていました。
チェックインの列に日本人の姿をよく見かけますし、フロントに何か伝えたときの反応にも慣れが感じられます。英語で要点を伝えれば、大きく困る場面はありませんでした。ダナンが初めてという方には、この安心感は思っている以上に大きいと思います。
ミニバーとリフレッシュメント

ガラス瓶のミネラルウォーターが2本、FREEのタグ付きで置かれています。プラスチック削減の取り組みで瓶に切り替えたとのこと。ただし割ったり紛失したりすると1本60,000ドンの請求になる、という但し書きも添えられていました。

冷蔵庫にはLARUEビール、ペプシ、サンペレグリノ。ドアポケットにスニッカーズとナッツ。ベトナムのホテルらしい構成です。

引き出しの中にコーヒー、Dilmahのティーバッグ、砂糖とクリーム。整理された収まり方が気持ちいい。
水回り

黒白のモザイクタイルに、黒大理石のカウンター。ボウル型の洗面ボウルと照明付きミラー、拡大鏡も備わっています。

シャワーは独立ブース。ハンドシャワーとレインシャワーの両方が使えるタイプです。

シャンプー、コンディショナー、ボディウォッシュはフォーポイント標準のACTIV。

歯ブラシ、髭剃り、櫛、ローション。この手のものが一式そろっているのは、荷物を減らしたい旅行者にはありがたい。

トイレはガラスで仕切られた独立スペース。便器の横にダイヤル式のビデ機能が付いていて、水勢はひねって調整するタイプです。

クローゼットにはセーフティボックス、アイロンとアイロン台、バスローブ、スリッパ。長めの滞在でも困りません。
朝食:プラチナは専用スペース、アラカルトとビュッフェの両取り
朝食会場は3階のThe Eatery。宿泊時は6時30分から10時30分の営業でしたが、現在Marriott公式では6時から10時30分と案内されています。
私の宿泊時(2025年12月)は、プラチナ以上のステータスがあると専用のスペースへ案内されました。ここが良いのは、専用スペースだからといってビュッフェが使えなくなるわけではないこと。アラカルトのメニューから好きなものを注文しつつ、ビュッフェ台にも自由に取りに行けます。

テーブルにはMarriott Bonvoyのタグ。この日はビュッフェから取ってきた一皿と、注文したオムレツを並べました。

アラカルトのベトナム料理。焼いた豚肉と米麺、たっぷりのハーブ。朝からこれが食べられるのがベトナム滞在の楽しみです。

こちらもアラカルト。ワッフルの目にフルーツが一個ずつ収まっていて、見た目で少し笑ってしまいました。ソースは3種類。
ビュッフェ台

NOODLE STATIONでは温かい麺料理を提供していました。表示されていた料理名を正確に確認できなかったため、ここでは具体名は控えます。麺と具を渡すとその場で仕上げてくれます。ライムと唐辛子は自分で。

卵はオーダー式。ベーコンもリクエストできます。

木の舟に盛られたロンガンとバナナ。背後にはドラゴンフルーツ、スイカ、メロン。ペストリーの種類も豊富です。

朝食ビュッフェにはアイスクリームも用意されていました。グルテンフリーのパンと卵不使用のケーキがある旨の案内も出ていました。

サラダ用のソースは6種類。フレンチ、バルサミコ、スパイシー、ベジタリアン向けの甘酸っぱいタレなど、アレルゲン表示もきちんと付いています。

DRINK STATIONではスタッフがコーヒーを淹れてくれます。ジュースサーバーも並んでいて、オレンジ、スイカあたりが定番。

サモワール仕立ての紅茶コーナー。Life begins after Chaiというカードが立っていました。
プール、ジャグジー、サウナ

プールは上階にあり、ミーケービーチを正面に望みます。大きなリゾートプールではありませんが、目の前に海が広がるので、実際に入ってみると広さはあまり気になりませんでした。

プールの中に埋め込まれた円形のソファ席。ここに座るとビーチが南へ弧を描いて伸びていくのが見えます。

ジャグジーは屋内にあります。窓の外はダナンの街並み。泡の勢いがしっかりしていて、歩き回った日の脚にはちょうどいい。サウナも併設されています。
このジャグジーとサウナの存在は、今回比較しているダナンのヒルトン・マリオット系ホテルの中でも、個人的に評価しているポイントです。プールだけで終わらないのは意外と大きい。
ジム:フロア一面を使った広さ

ジムはかなり広いです。私がダナンで泊まった同価格帯のホテルの中では、特に広く感じました。トレッドミルとクロストレーナーが横一列に並び、その先まで空間が続いています。

スミスマシン、ベンチプレス、ダンベルラック。私がこれまで泊まったホテルのジムと比べても設備は充実していました。鏡張りの壁とタオルの棚もあります。

ジムの一角には、水とバナナを置いた小さな軽食コーナー。窓の外はそのままミーケービーチです。トレーニングの合間にひと息つくには十分すぎる眺めです。

窓の外にはビーチと山並み。眺めのいいジムというのは、それだけで通う動機になります。
まとめ:ラウンジはない。それでも何度も泊まりたくなる理由
エグゼクティブラウンジがないという点は、マリオット系のホテルを選ぶうえでマイナスに映るかもしれません。ただ、プラチナ以上で案内される朝食の専用スペースと、そこでアラカルトとビュッフェを両方楽しめる仕組みが、その不在をかなり埋めてくれます。
そこにジャグジーとサウナ、広いジムが加わる。日本語の案内が用意され、日本人客への対応にも慣れを感じました。何度も泊まっているのは、結局このあたりのバランスが良いからだと思います。
フォーポイント・バイ・シェラトン ダナンのおすすめポイント
- プラチナ以上は朝食が専用スペース、アラカルトとビュッフェの両方が使える
- ジャグジーとサウナ、フロア一面を使った広いジム
- 日本語の案内があり、日本人客への対応にも慣れを感じた
- ロビーにATMあり。カジノは別入口で併設
- レイトチェックアウトは16時まで対応
弱点を挙げるなら立地です。ミーケービーチの中心部からは距離があるので、街歩きや食べ歩きを軸に旅を組むならGrab代がそれなりに積み上がります。ホテル施設を重視して、移動はGrab前提と割り切れる人には向いています。
2025年12月時点の宿泊料金は1泊2,310,000ドンでした。
本記事の料金・朝食特典・ホテル独自特典は2025年12月宿泊時のものです。営業時間や特典内容は変更される場合があるため、最新情報はホテル公式サイトでご確認ください。
ダナンのヒルトン・マリオット系ホテルで迷っている方は、先に5軒の比較記事を読んでおくと選びやすくなります。どのホテルを選ぶか迷っている方はこちら
同じダナンの海沿い北側では、ヒルトン・ガーデン・イン ダナンにも何度か泊まっています。1泊15,000ポイントでオーシャンビューが取れる一軒です。あわせてどうぞ。


コメント