2025年7月、フィンエアーを利用して羽田からヘルシンキ経由でウィーンへ向かいました。
最初の区間は、羽田からヘルシンキまでのAY62便。A350-900のビジネスクラス「AirLounge」で約12時間飛んだあと、今回紹介するAY1471便に乗り継ぎました。
ヘルシンキからウィーンまでは約2時間半。長距離線のAirLoungeとは大きく違い、欧州内路線ではエコノミークラスと同じ3-3配列の座席を使い、中央席を空ける、いわゆる「ユーロビジネス」です。
座席だけを見るとビジネスクラスらしさは薄く感じますが、実際に長距離便から乗り継いでみると、ラウンジ、隣席が空くこと、機内食まで含めて考えた方が分かりやすいと感じました。
この記事では、ヘルシンキ空港のフィンエアーラウンジ、A321のビジネスクラス座席、機内食、そして実際にウィーンまで乗り継いで感じたユーロビジネスの使い勝手を紹介します。
フィンエアーAY1471便 フライト概要
| 航空会社 | Finnair(フィンエアー) |
|---|---|
| 便名 | AY1471 |
| 区間 | ヘルシンキ(HEL)→ウィーン(VIE) |
| 搭乗時期 | 2025年7月 |
| 出発予定 | 09:25 |
| 到着予定 | 10:55 |
| 機材 | Airbus A321 |
| 搭乗クラス | ビジネスクラス |
| 今回の座席 | 2F |
| 利用ラウンジ | フィンエアーラウンジ(シェンゲンエリア) |
| 発券 | JALマイル特典航空券・ウィーン往復旅程の一部 |
羽田からウィーンへ向かう2区間目
今回のAY1471便は、羽田からウィーンへ向かう旅程の2区間目です。
前半はフィンエアーAY62便ビジネスクラスで羽田からヘルシンキへ。今回の搭乗ではアラスカ方面を経由する北回りルートを飛び、実飛行時間は12時間ちょうどでした。
長距離線ではフィンエアー独自のAirLoungeを利用しましたが、ヘルシンキから先は座席もサービスも大きく変わります。
同じ「ビジネスクラス」でも、長距離線と欧州内路線でどのくらい違うのかを見るのも、今回の旅程で興味深かったところです。
発券はJALマイル:羽田→ヘルシンキ→ウィーン往復
今回の旅程はJALマイルを利用したフィンエアー特典航空券として発券しました。
| 旅程 | 羽田→ヘルシンキ→ウィーン往復 |
|---|---|
| 搭乗クラス | ビジネスクラス |
| 必要マイル | 110,000 JALマイル |
| 諸税・燃油サーチャージ等 | 90,560円 |
110,000マイルにはAY62便だけでなく、今回のヘルシンキ→ウィーンなど乗り継ぎ区間も含まれています。
そのためAY1471便単体で「何マイル使った」と切り分けることはできません。羽田からウィーンまでビジネスクラスで通して発券した旅程の一部として考えるのが自然です。
前半のAY62便の記事では、同時期に検索した有償ビジネスクラス往復運賃との比較や、今回の発券でのマイル単価も紹介しています。
出発前はストライキの影響を警戒
今回の旅行では、出発までにも少し紆余曲折がありました。
当初は中部国際空港からフィンエアーを利用する予定でしたが、出発前にストライキの影響が懸念されたため、一度予約をキャンセルして別ルートを確保しました。
その後、状況が変わったため代替便をキャンセルし、最終的には羽田発のフィンエアー便を取り直しています。
結果的には予定していたウィーン旅行を実現できましたが、出発直前まで旅程が確定しない状態になりました。
2025年はヘルシンキ空港で労働争議によるフィンエアー便への影響が複数回発生していました。今回のようなケースが常に起きるわけではありませんが、ストライキ予告が出ている時期は公式情報をこまめに確認しておいた方が安心です。
ヘルシンキ空港でシェンゲンエリアへ乗り継ぎ
AY62便でヘルシンキへ到着後、ウィーン行きのAY1471便へ乗り継ぎます。
フィンランドとオーストリアはいずれもシェンゲン圏なので、ヘルシンキで入国審査を済ませると、その後はシェンゲンエリア内の移動になります。
乗り継ぎ時間には余裕があったので、シェンゲンエリアのフィンエアーラウンジを利用しました。
フィンエアーラウンジ:長距離便のあとに朝食
ラウンジへ

ゲートエリアから階段を上がってラウンジへ向かいます。

入口では搭乗券をスキャンして入室しました。
長距離便を降りた直後だったので、この乗り継ぎ時間に座って休める場所があるのは助かりました。
北欧らしい落ち着いたインテリア

ラウンジはネイビーやブラウン系の家具と木目を組み合わせた内装です。
派手さはありませんが、照明や家具を含めて空港ラウンジらしい無機質さをあまり感じない空間でした。

ソファ席もあり、長距離便からの乗り継ぎではこちらで少し休みました。

窓際からは駐機場を見ることができます。

周囲を囲まれた個別ブース席もあります。電源もあり、PCを使いたい場合はこちらが便利です。

ラウンジ内にはロッカーもありました。
キャリーケースを持ったまま食事やドリンクを取りに行かずに済むので、一人で利用するときには使いやすい設備です。
朝食:ライ麦パンやヨーグルトも
朝の時間帯だったので、ラウンジでは朝食が用意されていました。
豪華なホテルビュッフェのような品数ではありませんが、長距離便のあとに軽く食べるには十分な内容です。

ドリンクカウンターにはコーヒーや紅茶などが並びます。

コーヒーマシンも用意されています。

紅茶のほか、オーツミルクも置かれていました。

クロワッサン、ハム、チーズ、野菜などのコールドミール。

フィンランドらしいライ麦パンも並んでいます。
ハムやチーズを合わせると朝食として十分なボリュームになります。

ヨーグルトとベリー類もありました。
AY1471便でも朝食が提供されるため、ラウンジでしっかり食べるか、機内食まで待つかは少し迷うところです。今回は両方いただきました。
搭乗ゲートへ:ヘルシンキ空港を歩く
搭乗時間が近づいたので、ラウンジを出てゲートへ向かいます。

途中にはムーミンショップがあります。早朝だったため、このときはまだ営業前でした。

フィンランドでよく見かける「R-kioski」も空港内にあります。飲み物や軽食を買いたい場合に利用できます。
AY1471便:A321のビジネスクラス
今回のヘルシンキ→ウィーン便はAirbus A321での運航でした。

ここからウィーンまでは約2時間半です。
座席は3-3配列、中央席を空けるユーロビジネス
AY1471便のビジネスクラスは、長距離線のAirLoungeとはまったく異なります。

シート自体はエコノミークラスと同じ3-3配列です。
ビジネスクラスでは中央席を販売せず、2人で3席を使う形になります。
そのため、座席の幅そのものが広くなったり、フルフラットになったりするわけではありません。
一方、実際に座ると隣に人が来ないだけでも窮屈さはかなり減ります。長距離便を降りたあとの2時間半だったので、今回はこの余裕がありがたく感じました。

シートピッチも基本的にはエコノミークラスと同じなので、足元が特別広いわけではありません。
「ビジネスクラスの座席」と聞いて長距離線のようなシートを期待すると、かなり印象が違うと思います。

搭乗時にはミネラルウォーターが用意されていました。
機内食:2時間半でも温かい朝食
座席ポケットには機内販売用のメニューがありました。


こちらは主にエコノミークラスで購入できる商品が掲載されています。
今回のビジネスクラスでは、食事とドリンクが用意されていました。

今回提供されたのは、スクランブルエッグ、ソーセージ、ワッフルを中心とした温かい朝食です。パンとフルーツも添えられていました。
長距離便とは違って飛行時間が2時間半ほどなので、サービスは比較的テンポよく進みます。
ラウンジでも朝食を取ったばかりでしたが、せっかくなのでこちらもいただきました。
ナプキンにはマリメッコが使われており、短距離便でもフィンエアーらしいデザインは残っています。
ユーロビジネスに乗って感じたメリット
AY1471便だけを単独で見れば、「エコノミーと同じ座席なのにビジネスクラスを選ぶ必要があるのか」と思う人もいると思います。
実際、シート幅やシートピッチを目的に選ぶクラスではありません。
一方で、今回のように日本から12時間の長距離便に乗ったあと、さらに欧州内線へ乗り継ぐ場合は少し見方が変わりました。
ラウンジで休めること、中央席が空いていること、機内で温かい食事が出ること。ひとつひとつは大きな差ではありませんが、長い移動の最後の2時間半ではその積み重ねが楽に感じます。
特に今回はJALマイルでウィーンまでビジネスクラスとして通しで発券していたため、AY1471便だけを別途高い金額で購入したわけではありません。
その条件なら、乗り継ぎ区間もビジネスクラスで確保できたメリットは十分にあったと感じました。
ウィーン空港到着後はチェコ・ブルノへ
AY1471便でウィーン国際空港に到着しましたが、今回の旅ではウィーンが最終目的地ではありません。
空港からそのままバスで国境を越え、チェコ第二の都市・ブルノへ向かいました。
ウィーン市内へ移動してから鉄道に乗り換えるのではなく、空港からそのままブルノ方面へ移動できたため、今回の旅程では動きやすいルートでした。
ブルノではコートヤード・バイ・マリオット・ブルノに宿泊しています。マリオット・ボンヴォイのプラチナエリートとして利用し、客室や朝食、ホテルからブルノ市内へのアクセスなどを別記事で紹介しています。
まとめ:長距離線とはまったく違うフィンエアーのビジネスクラス
AY1471便に乗って改めて感じたのは、同じフィンエアーのビジネスクラスでも、長距離線と欧州内線では意味合いが大きく違うことです。
羽田→ヘルシンキのAY62便ではAirLoungeでフルフラットにして眠れましたが、AY1471便ではエコノミークラスと同じシートを使うユーロビジネスです。
そのため、座席そのものに大きな期待をすると物足りないと思います。
それでも今回のように、12時間の長距離線から乗り継いでウィーンまで移動する旅程では、フィンエアーラウンジで休み、機内では中央席を空けて過ごせることが思った以上に助けになりました。
今回は羽田→ヘルシンキ→ウィーン往復を110,000 JALマイル+90,560円で通し発券しています。その旅程の一部として考えると、欧州内区間までビジネスクラスを確保できたことには意味があったと思います。
ウィーン空港到着後はそのままチェコ・ブルノへ移動したため、今回のAY1471便は「ウィーン旅行の到着便」というより、日本からブルノへ向かう長い移動の中継地点として利用したフライトでもありました。
AY1471便で印象に残ったポイント
- 2025年7月にヘルシンキからウィーンまで搭乗
- 今回の機材はAirbus A321
- ビジネスクラスも3-3配列だが中央席は空席
- シートピッチ自体はエコノミーとほぼ同じ
- ヘルシンキではシェンゲンエリアのフィンエアーラウンジを利用
- 約2時間半のフライトでも温かい朝食が提供された
- 羽田→ウィーン往復110,000 JALマイルの旅程に含めて発券
- 長距離便からの乗り継ぎでは中央席が空くことのありがたさを感じた
- ウィーン空港到着後はそのままブルノへ移動
ユーロビジネスは「広い座席を買う」というより、ラウンジ、中央席の空席、機内サービスなどをまとめて利用するクラスと考えた方が実態に近いと思います。
本記事の機材、座席、ラウンジ、機内食、運航時刻、特典航空券の条件などは2025年7月搭乗時の内容を中心に紹介しています。機材やサービス、運航時刻、ラウンジの内容は変更される場合があります。最新情報はフィンエアーおよびJAL公式サイトをご確認ください。


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