「台湾のエミレーツ」という呼び声も高い、新進気鋭の航空会社「スターラックス航空(STARLUX Airlines)」。
その評判は耳にしていましたが、実際に搭乗してみて、そのクオリティが本物であることを確信しました。
今回搭乗したのは、ベトナム・ダナン(DAD)から台湾・台北(TPE)へ向かうJX704便。
機材はエアバスA321neoという単通路機(ナローボディ機)ですが、ビジネスクラスにはなんとフルフラットシートが搭載されています。
そして、このフライトのもう一つのハイライトは、その発券方法です。
マリオットボンヴォイのポイントをアラスカ航空のマイルに交換することで、実質わずか15,000マイル(+諸税)で、この豪華なビジネスクラス体験を手に入れることができました。
BMWデザイングループが手掛けた近未来的なキャビン、レストランのような機内食、そして驚異的なコストパフォーマンスを実現するマイル戦略まで、詳細にレポートします。
フライト基本情報:JX704
| 航空会社 | スターラックス航空 (STARLUX Airlines) |
|---|---|
| 便名 | JX704 |
| 区間 | ダナン (DAD) ➔ 台北 (TPE) |
| 機材 | Airbus A321neo |
| 発券方法 | アラスカ航空マイル(15,000マイル) |
JX704便 ビジネスクラスのハイライト
- BMWデザイン:近未来的でラグジュアリーな「A321neo」専用キャビン
- フルフラット:単通路機とは思えない快適なベッドシート
- マイル錬金術:マリオット→アラスカ航空経由での高コスパ発券
搭乗:離陸前から始まる「おもてなし」
ダナン国際空港における指定ラウンジは「CIP ORCHID LOUNGE」ですが、今回はスケジュールの都合で立ち寄れず、直接ゲートへ向かいました。
機内に足を踏み入れると、すぐに担当のCAさんが笑顔で挨拶に。
ウェルカムドリンクには、キリッと冷えた白ワインをオーダーしました。
薄はりの繊細なグラス。離陸前から優雅なひとときを演出してくれます。
シート:BMWデザインが手掛けた「A321neo」の革命
スターラックス航空のA321neoビジネスクラスは、全8席の「2-2」配列。
デザインはBMWグループの「Designworks」が担当しており、グレーとローズゴールドを基調とした色使いは、まさに「ラグジュアリー」の一言です。
単通路機とは思えない重厚感と広がりを感じるキャビン。
今回指定したのは、窓側の「2A」席。
実際に座ってみると、ナローボディ機特有の圧迫感は皆無で、むしろ個室感のあるシェル型シートに包まれる安心感があります。
特筆すべきは、足元の広さです。
前の座席との間にはオットマン(足置き)が設置されています。シートをフルフラットにするとここが繋がり、完全なベッドになります。
没入感を高めるエンターテインメント
正面には15.6インチの大型4Kモニターが鎮座しています。
搭乗時には目的地のランドマークである台北101の夜景が映し出され、旅への期待感を高めてくれます。
操作パネル類も機能的に配置されています。
シートのリクライニングは、肘掛けにあるパネルで直感的に操作可能。離着陸時のポジションやベッドポジションへもワンタッチで移行できます。
電源周りも完璧。ユニバーサルコンセントとUSBポートが使いやすい位置にあります。
アメニティ:短距離でも妥協なし
アメニティとして、しっかりとした厚みのあるスリッパが用意されていました。
短距離路線では提供自体がない航空会社も多い中、このクオリティは嬉しいポイントです。
機内食:空の上のレストラン
スターラックス航空は「食」に力を入れていることでも有名です。
今回は洋食のビーフステーキをメインに選びました。
濃厚なデミグラスソースがかかった肉厚なステーキ。レストランと遜色ない味わいです。
食後のデザートは、新鮮なフルーツの盛り合わせとチョコレートタルト。
ドラゴンフルーツやスイカなど、南国らしい彩りが目を楽しませてくれます。
発券戦略:15,000マイルの「錬金術」
今回のフライト、特筆すべきはそのコストパフォーマンスです。
スターラックス航空はアライアンスには未加盟ですが、アラスカ航空と提携しています。
アラスカ航空のマイルチャート(2025年時点)では、アジア圏内の短距離ビジネスクラスが片道15,000マイル〜という破格の設定になっています。
今回私が実践した発券スキームは以下の通りです。
マリオットポイントを活用した発券手順
- ポイントを貯める:
マリオットボンヴォイのポイントを貯めます。 - マイルへ交換する:
ポイントをアラスカ航空(Alaska Airlines)のマイルへ移行します。
60,000ポイントまとめて移行すると5,000マイルのボーナスが付き、合計25,000マイルになります。 - 特典航空券を発券:
獲得した25,000マイルのうち、15,000マイルを使ってスターラックス航空のビジネスクラスを予約。手元にはまだ10,000マイルが残ります。
このルートを知っているだけで、アジア旅行の質が劇的に向上します。「良いものを、賢く手に入れる」。これこそが陸マイラーの醍醐味ですね。
今回初めて搭乗したスターラックス航空のビジネスクラスは、期待値を大きく上回る素晴らしいものでした。
A321neoという小型機材でありながら、フルフラットシートによる快適な居住性、美味しい食事、そしてスタッフのきめ細やかなホスピタリティに至るまで、新興エアラインとは思えない完成度の高さです。
アジア内の移動手段として、あるいは台北経由で北米へ向かう際の選択肢として、自信を持っておすすめできるエアラインです。
ぜひ皆さんも、マイルを賢く使って、この新しい翼を体験してみてください。


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