【搭乗記】上海航空FM896便ビジネスクラス|羽田-上海の短距離でも快適なフルフラットシート

こんにちは、Classy Milesです。

※本記事は2025年8月搭乗時の情報を基に作成しています。

今回のフライトは、単なる上海行きの移動ではありません。
実はこれ、マドリード(スペイン)へ向かう長い旅のプロローグなのです。

羽田から上海・浦東を経由し、そこから欧州へ飛ぶルート。その第一区間として搭乗したのが、上海航空 FM896便です。
上海航空は中国東方航空の完全子会社であり、同じ「スカイチーム」メンバー。そのため、機材やサービスは親会社と同等の高いクオリティが担保されています。

羽田を夕方に出発するこの路線。実飛行時間はわずか2時間19分という短さですが、今回は最新鋭のボーイング787-9型機、しかもフルフラットになる個室シートが投入されていると聞き、期待に胸を膨らませて搭乗しました。

「欧州行きのウォーミングアップ」として、この贅沢なショートフライトはどのような体験をもたらしてくれたのか。
獲得したマイルの実績も含め、シートの寝心地から機内食まで、忖度なしで詳しくレビューしていきます。

FM896便 ビジネスクラスのハイライト

  • 過剰なまでの快適性:実飛行2時間強の路線に投入されたフルフラット個室
  • 意外なラウンジ提携:スカイチーム加盟便ながら羽田では「JALサクララウンジ」を利用可能
  • マイル戦略:この短距離区間だけでデルタ航空マイルを「2,811マイル」獲得
目次

フライトログ:2時間19分の「贅沢なショートトリップ」

まずは今回の実際のフライトデータをご覧ください。
偏西風の影響もあり、飛行時間は国内線と変わらないほどの短さでした。

FM896 運航実績

航空会社 上海航空 (Shanghai Airlines)
便名 FM896 (MU8634)
区間 東京/羽田 (HND) ➝ 上海/浦東 (PVG)
出発時刻 18:02 (定刻 17:10)
到着時刻 19:21 (定刻 19:20)
飛行時間 02時間19分
機材 Boeing 787-9 Dreamliner

チェックインとラウンジ:JALのカレーで旅を始める

羽田空港でのスムーズな手続き

夕暮れ時の羽田空港第3ターミナル。
これからスペインへ向かう高揚感とともにチェックインカウンターへ向かいます。

上海航空はスカイチーム所属のため、エリートプラス会員やビジネスクラス乗客は専用レーン「SkyPriority」を利用可能です。
グランドスタッフの手際も良く、マドリードまでのスルーチェックインもスムーズに完了。この「待たない快適さ」こそ、長旅のスタートには不可欠です。

指定ラウンジは「JALサクララウンジ」

ここで嬉しいサプライズが。
上海航空はスカイチームですが、羽田空港ではアライアンスの枠を超えてJAL(ワンワールド)の「サクララウンジ」が指定されています。

搭乗前に名物の「JAL特製ビーフカレー」を味わい、シャワーでリフレッシュする。
これから中国系エアラインに乗るのに、JALの最高のおもてなしを受けられるというギャップが、旅の満足度を底上げしてくれます。

シート:短距離線には勿体無い「空飛ぶ書斎」

ラウンジで一息ついた後、いよいよ機内へ。
今回搭乗するB787-9のキャビンに足を踏み入れると、ベージュを基調とした上品な空間が広がっていました。

上海航空 ビジネスクラスのキャビン全景
1-2-1のゆとりあるスタッガード配列。全席が通路に面しており、隣人を気にする必要は一切ありません。これから始まるフライトの快適さを予感させる、静かで落ち着いた雰囲気です。

今回指定したのは窓側のソロシート。
高いパーティションに囲まれたブースのような作りで、座った瞬間から「自分だけの空間」が確保されます。

個室感のあるビジネスクラスのシート
夕方の柔らかな日差しが差し込む「空飛ぶ書斎」。わずか2時間強のフライトで使うには贅沢すぎるほどのスペックですが、上海到着後の乗り継ぎや移動に備えて体力を温存するには最適です。
シート横の収納スペース
機能的に配置された収納スペース。ヘッドフォンやミネラルウォーターがすっきりと収まっています。
窓から外を眺めるビジネスクラスの座席
電子シェードの窓からは、まだ明るい羽田の景色が。この「出発前の静寂」が私は大好きです。

プライバシーを高める「ドア」のギミック

このシートの特徴は、通路側のパーティションを引き出すことで、半個室のような状態を作り出せる点です。
完全に密閉されるわけではありませんが、通路を歩く乗務員や他の乗客の視線が遮られるだけで、心理的な安心感は段違いに向上します。

ドアを閉めたビジネスクラスのシート
パーティションを閉めた状態。視界から他人が消え、自分だけの世界に没頭できます。
通路側のパーティションとシートコントローラー
木目調のデザインも高級感があります。操作パネルの位置も絶妙です。

フルフラット:仮眠にはもったいない寝心地

食事を終える頃には外も暗くなり、機内はリラックスムードに。
せっかくなのでシートをフルフラットにしてみました。

フルフラットシート
完全に180度水平になるベッドモード。シートの継ぎ目も気にならず、適度な硬さが身体を支えてくれます。

足元のオットマンスペースも十分な奥行きがあります。
身長175cmの私でも足がつかえることはなく、つま先にまだ余裕があるほど。このままヨーロッパまで飛んでいきたくなるほどの快適性でした。

広々とした足元のスペース
オットマン下には靴を収納するスペースも確保されています。窮屈さを感じさせない設計は、さすが最新鋭機といったところです。

アメニティ・設備:細部に宿る心遣い

シートには予め、枕とブランケットがセットされていました。
この枕が適度な反発力があり、ふかふかで心地よい。ブランケットも安っぽいペラペラなものではなく、肌触りの良い厚手のキルト素材が使われており、冷えやすい機内でも安心です。

上海航空の枕とブランケット
ロゴの色使いもシックで好印象。短距離線であっても、寝具に手を抜かない姿勢に好感が持てます。

エンターテインメントと機能性

目の前には18インチクラスの大型タッチパネルモニター。解像度も高く、フライトマップの文字もくっきり見えます。
サイドテーブルはPCを広げて作業をするのにも十分な広さが確保されており、機内Wi-Fi(有料)も利用可能です。

大型モニターと収納式テーブル
映画のラインナップも豊富でしたが、今回は高解像度のフライトマップをBGM代わりに、のんびりと過ごすことにしました。
液晶画面付きのリモコンとシートコントローラー
手元のリモコンはスマホのような操作感。残りの飛行時間を確認するのもスムーズです。
主要なシートポジションのボタン
主要なリクライニング操作は物理ボタンで一発。直感的に操作できるUIは重要です。
ユニバーサル電源、USB-A、ヘッドフォンジャック
現代の旅に不可欠な電源周りも完璧。ユニバーサルコンセントとUSBポートが手元のアクセスしやすい位置にあり、充電しながらスマホを操作できます。
中国東方航空のロゴ入りスリッパ
スリッパはタオル地でしっかりとした厚みがあるタイプ。持ち帰りたくなる品質です。
ヘッドフォンとペットボトルの水
ミネラルウォーターが常備されているのも地味ながら嬉しいポイント。離陸前の喉の渇きを癒せます。

機内食:日本発ならではの「和」のクオリティ

席に着くと、CAさんがトレーを持って挨拶に来てくれました。
ウェルカムドリンクには、オレンジジュースや水のほかに、パッションフルーツのジュースも。南国を感じさせる爽やかな酸味が、旅の始まりを彩ってくれます。

パッションフルーツのウェルカムドリンク
オレンジジュースのウェルカムドリンク

離陸後、窓の外に美しい夕焼けから夜景への移ろいが見え始める頃、ディナーサービスが始まります。
今回は和食を選択しました。

上海航空ビジネスクラスの和食機内食
トレーで一度に提供されるスタイルですが、内容は本格的。メインの牛肉は箸で切れるほど柔らかく煮込まれており、温かいご飯との相性が抜群でした。前菜の小鉢も一つ一つ丁寧に味付けされており、お酒が進む構成です。

食後のデザートは、世界共通の贅沢、ハーゲンダッツのアイスクリーム(バニラ)。
カチカチに凍った状態で提供されるので、少し溶けるのを待ちながら、食後の中国茶を楽しむのが私のルーティンです。

デザートのハーゲンダッツ(バニラ)
安定の美味しさ。食後のクールダウンに最適です。

ドリンクメニューも充実しており、特に中国系エアラインならではの「お茶」のラインナップが魅力的。
鉄観音や龍井茶など、香り高い中国茶を空の上で味わえるのは、この路線ならではの楽しみ方と言えるでしょう。

上海航空ビジネスクラスのドリンクメニュー
豊富なお茶のメニュー。食事に合わせて選ぶ楽しさがあります。

獲得マイルと旅の展望

このフライトは、私にとってスペイン・マドリードへの長い旅の第一歩でした。
上海到着後は、同じく中国東方航空のフライトへ乗り継ぎます。

特筆すべきはマイルの積算です。
今回の「羽田→上海」という短距離区間だけでも、デルタ航空のスカイマイルを2,811マイル獲得しました。
スカイチーム加盟航空会社のフライトであれば、このようにデルタマイルへ集約できるのが大きなメリット。長距離路線と合わせれば、特典航空券への道のりもぐっと近づきます。

まとめ:羽田-上海線での「賢い選択」

今回の上海航空FM896便ビジネスクラスは、期待値を大きく上回る満足度でした。
特にB787-9の個室感あふれるシートは、実飛行2時間強のフライトでは使い切れないほどのポテンシャルを持っています。

「上海航空」という名前に馴染みがない方もいるかもしれませんが、実質的には中国東方航空と同じ高いスタンダードで運営されており、機材の新しさも相まって非常にコストパフォーマンスの良い選択肢だと感じました。

ビジネスでの移動はもちろん、今回の私のように欧州への乗り継ぎ旅で「行きから優雅に過ごしたい」という方には、自信を持っておすすめできるフライトです。
次回の上海行きでも、私は迷わずこの便を選びたいと思います。

FM896 フライト基本情報

航空会社 上海航空 (Shanghai Airlines)
便名 FM896
区間 東京/羽田 (HND) ➝ 上海/浦東 (PVG)
機材 Boeing 787-9 Dreamliner
クラス ビジネスクラス (1-2-1 スタッガード配列)
アライアンス SkyTeam (スカイチーム)
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この記事を書いた人

都内在住 / 旅のストラテジスト。
東京を拠点に、マイルとステータスを駆使して「価格以上の感動」があるラグジュアリーな旅を追求する会社員トラベラー。
週末ステイから海外リゾートまで、大人のためのスマートな旅を提案します。
【保有資格】ヒルトンダイヤ / マリオットプラチナ / JGC / SFC / デルタゴールド

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