【搭乗記】エティハド航空 EY831|関空-アブダビ4万マイル!憧れの「隠れ家ビジネスクラス」と美食体験

こんにちは、Classy Milesです。

※本記事は2023年11月搭乗時の情報を基に作成しています。

「中東の翼」と聞いて、皆様は何を思い浮かべるでしょうか。
圧倒的な豪華さ、洗練されたサービス、そして少し手の届かない価格帯…。

しかし、知識という武器を使えば、そのラグジュアリーな体験は驚くほど身近になります。
今回私が搭乗したのは、エティハド航空(Etihad Airways)のビジネスクラス。関西国際空港からアブダビへ向かうEY831便です。

実はこのフライト、わずか40,000マイル(+諸税)で発券しました。
通常、有償であれば片道数十万円は下らないこのシートを、いかにして「賢く」手に入れたのか。そして、砂漠の国へ誘う「ビジネス・スタジオ」での体験はどのようなものだったのか。

関西国際空港「ラウンジ飛鳥」での地上体験から、機内での細やかなサービス、そして「好きな時に好きなものを」楽しめる機内食まで、豊富な写真と共にその全貌をレポートします。さらに記事の後半では、快適なフライトの後に待っていたアブダビ現地の様子も少しだけお届けします。

EY831便 ビジネスクラスのハイライト

  • コストパフォーマンス:アメリカン航空マイル利用で驚異の片道40,000マイル
  • 居住性:高いプライバシーを誇る個室型シート「ビジネス・スタジオ」
  • 美食体験:好きな時に好きなものを。「Dine Anytime」の自由度
目次

地上体験|関西国際空港「ラウンジ飛鳥」にて

旅の始まりは、喧騒から離れた静謐な空間から。
エティハド航空のビジネスクラス乗客は、関西国際空港において指定のラウンジを利用できます。今回は北ウイングにあるラウンジ「飛鳥」へ案内されました。

ラウンジ飛鳥の入り口
控えめなエントランスですが、一歩足を踏み入れると静寂が広がっています。搭乗前の高揚感を落ち着かせるには丁度良い空間です。
ラウンジ飛鳥の内観
ラウンジ内部は落ち着いたダークトーンのインテリアで統一されており、利用客も少なく非常に静か。ゆったりとしたソファに身を沈め、搭乗開始時刻までPC作業をしたり、読書をしたりと、思い思いの時間を過ごせます。

食事やドリンクのラインナップも確認しておきましょう。
航空会社の自社ラウンジほど豪華ではありませんが、搭乗前の軽食としては十分な内容です。

ラウンジの雑誌・新聞コーナー
新聞や雑誌もきれいに整頓されています。デジタルデトックスをして、紙面をめくりながらコーヒーを飲むのも良い時間の使い方です。
ラウンジ飛鳥のビュッフェ台
ビュッフェコーナーには、パンやスープ、カレーなどの温かい食事が用意されています。機内食が控えているので食べ過ぎには注意ですが、出発前に小腹を満たすには最適です。

シート|機能美と居住性を追求した「ビジネス・スタジオ」

優先搭乗で機内へと進むと、エティハド航空が誇るB787-9のビジネスクラス「ビジネス・スタジオ」が迎えてくれます。
1-2-1のスタッガード配列は、どの席からも隣人を気にせず通路へアクセスできる、現代ビジネスクラスの最適解です。

エティハド航空 ビジネスクラス キャビン全景
ベージュとブラウンを基調とした、温かみがありながらも洗練されたキャビンデザイン。中東らしい幾何学模様のスクリーンが、適度なプライバシー感を演出しています。

今回アサインされたのは窓側のソロシート。座った瞬間、自分だけの「書斎」を手に入れたような感覚に包まれます。

エティハド航空 ビジネスクラス シート周り
特徴的なのが、サイドテーブルに設置された美しいランプ。この柔らかな光が、機内の無機質な空間を上質なリラックススペースへと変えてくれます。シートはフルフラットになり、長時間のフライトでも快適な睡眠を約束してくれます。

機能面で特筆すべきは、その収納力です。

サイドテーブルの収納スペース
サイドテーブルの蓋を開けると、深さのある収納スペースが現れます。ヘッドフォンだけでなく、パスポートや眼鏡、ペットボトルまで、身の回りの小物をすっきりと収めておけるので、座席周りが散らからず非常に快適でした。

アメニティとウェルカムサービス

座席には、イタリアの老舗フレグランスメゾン「ACQUA DI PARMA(アクア・ディ・パルマ)」とのコラボレーションポーチが用意されていました。

ACQUA DI PARMAのアメニティポーチ
鮮やかなイエローが目を引く上質なポーチ。中にはアイマスクや靴下といった定番品に加え、コロニアの香りのハンドクリームやミニ香水が入っていました。機内でのリフレッシュはもちろん、旅の思い出として持ち帰りたくなる一品です。
エティハド航空のブランケットとモニター
肌触りの良い厚手のブランケットと、ふかふかの枕も完備。大型の個人用モニターでは最新の映画や音楽を楽しめます。ウェルカム画面には「Celebrating 20 years」の文字が。歴史の節目に立ち会えたことに、ささやかな喜びを感じます。

着席するとすぐに、CAさんがウェルカムドリンクを運んできてくれました。

ウェルカムドリンクのオレンジジュース
冷えたフレッシュオレンジジュース。これから始まる約10時間の空の旅への乾杯です。プラスチックではなく、しっかりとしたグラスで提供される点にも、ビジネスクラスとしての矜持を感じます。

機内食|「Dine Anytime」が叶える自由な美食体験

エティハド航空ビジネスクラスの最大の魅力、それは「Dine Anytime(ダイン・エニタイム)」です。
これは、「離陸後すぐに」「寝る前に軽く」「到着前にしっかりと」など、乗客が好きなタイミングで、アラカルトメニューから自由に食事をオーダーできるサービス。

メニューブックを開くと、その選択肢の多さに驚かされます。

機内食アラカルトメニュー
前菜、メイン、デザートだけでなく、和風ローストビーフサンドイッチやステーキサンドといった軽食メニューも充実。「一日中いつでも」という言葉通り、自分の腹時計に合わせて食事を組み立てられます。

ドリンクメニューも、ワインリストから日本酒まで幅広く取り揃えられています。

ワイン・シャンパンリスト
シャンパンや白ワイン、赤ワインのリスト。それぞれの銘柄について詳細な解説があり、食事とのペアリングを考える時間が楽しくなります。
日本酒・スピリッツメニュー
驚いたことに、日本酒も用意されていました。さらにウイスキー、ジン、ラムなどのスピリッツ類も豊富。空の上のバーラウンジとしても十分に機能するラインナップです。

私は離陸後、映画を一本観終えてからゆっくりと夕食をスタートさせることにしました。

前菜のトマトとモッツァレラチーズのサラダ
前菜に選んだのは「トマトとモッツァレラチーズのサラダ」。シンプルだからこそ素材の質が問われますが、フレッシュなトマトの甘みと濃厚なチーズのバランスが絶妙でした。

メインディッシュには、中東キャリアならではの味覚を求めて「和牛頬肉のコフタ」をチョイス。

メインディッシュの和牛頬肉のコフタ
これが大正解でした。スパイスが香るコフタ(ミートボール)は、ナイフが不要なほど柔らかく煮込まれており、口の中で解けます。添えられた爽やかなヨーグルトソースが肉の旨味を引き立て、異国情緒あふれる味わいを堪能できました。

食後の締めくくりは、温かいアップルタルト。
高度1万メートルでいただく温かいスイーツとコーヒーは、地上では味わえない至福の時間を提供してくれます。

デザートの温かいアップルタルト
サクサクの生地と甘酸っぱいリンゴのコンポート。映画を見ながら、あるいは読書をしながら、自分のペースでデザートタイムを楽しめるのもDine Anytimeの魅力です。

発券戦略|40,000マイルで手に入れる「空の特等席」

最後に、この素晴らしいフライト体験をいかにして実現したか、その裏側をお話しします。

今回の航空券は、有償で購入すれば片道数十万円は下らない価値がありますが、私はアメリカン航空(AAdvantage)のマイルを使って発券しました。

  • 必要マイル数: 片道 40,000マイル
  • 諸税・燃油サーチャージ: 約1万円程度(発券時)

日本から中東まで、約10時間のビジネスクラスフライトがこのマイル数で済むというのは、現在のマイル界隈において屈指の「スイートスポット」と言えます。

このマイルの原資となったのは、日々のホテルステイやカード決済で貯めた「Marriott Bonvoy ポイント」です。
Marriott Bonvoyポイントは、主要な航空会社のマイルへ「3ポイント=1マイル」のレートで交換できます。今回は120,000ポイントをアメリカン航空の40,000マイルへ交換し、このフライトを実現させました。

Tips: 通常、Marriott Bonvoyポイントは60,000ポイント交換ごとに5,000マイルのボーナスが付きますが、アメリカン航空など一部の航空会社はボーナス対象外となる場合があります。交換の際は最新のルールをご確認ください。

情報と戦略さえあれば、ラグジュアリーな旅は決して遠い存在ではありません。ぜひ皆様も、マイルを活用した賢い旅を検討してみてください。

到着後の世界:アブダビで出会う「非日常」

快適なフライトを終え、アブダビ国際空港(AUH)に到着。飛行機を降りた瞬間から、中東ならではの熱気と空気が漂います。

アブダビ空港のWelcome Backサイン
空港で出迎えてくれる「Welcome Back」のサイネージ。アラビア語の文字を見ると、異国の地に降り立った実感が湧いてきます。

今回は乗り継ぎではなく滞在も楽しみました。進化を続けるアブダビは、圧倒的な伝統美と近未来が交錯する刺激的な街です。

シェイク・ザイード・グランド・モスク
アブダビを象徴する「シェイク・ザイード・グランド・モスク」。白亜の大理石と青い空のコントラストは、言葉を失うほどの美しさ。そのスケール感に圧倒されます。

荘厳なモスクとは対照的に、ヤス・アイランド周辺ではF1サーキットを擁する近未来的な都市設計を目の当たりにできます。

ヤス・アイランドの近代建築
ヤス・マリーナ・サーキットと、それを跨ぐように建つWホテル。ユニークな現代建築の宝庫であり、砂漠の国が描く未来図を垣間見るようです。

そして、この街ならではの「豪華な休息」も忘れてはいけません。

金箔入りのカプチーノ
旅の締めくくりは、金箔がふんだんに散りばめられたカプチーノで。アブダビらしい絢爛豪華なティータイムは、旅の記憶をより一層輝かせてくれます。

まとめ|記憶に残る、アブダビへの完璧なプロローグ

エティハド航空ビジネスクラスでのフライトは、アブダビという目的地への単なる移動手段ではなく、旅の重要なハイライトそのものでした。

プライバシーが確保された快適なシート、ACQUA DI PARMAの上質な香り、そして自分のペースで楽しめる美食。それら全てが、乗客を温かく、そして優雅にもてなしてくれます。
「次もまた、この翼で旅をしたい」。心からそう思わせてくれる、素晴らしい空の旅でした。

EY831便 フライト基本情報

航空会社 エティハド航空 (EY)
便名 EY831
区間 大阪・関西 (KIX) 17:15 ➝ アブダビ (AUH) 23:55
機材 Boeing 787-9 Dreamliner
クラス ビジネスクラス (Business Studio)
発券 アメリカン航空マイル (40,000マイル)
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この記事を書いた人

都内在住 / 旅のストラテジスト。
東京を拠点に、マイルとステータスを駆使して「価格以上の感動」があるラグジュアリーな旅を追求する会社員トラベラー。
週末ステイから海外リゾートまで、大人のためのスマートな旅を提案します。
【保有資格】ヒルトンダイヤ / マリオットプラチナ / JGC / SFC / デルタゴールド

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