【搭乗記】中国東方航空 MU709便 ビジネスクラス|上海(PVG)→マドリード 32万円の個室A350とロシア上空ルート

「ヨーロッパへ行きたいけれど、フライト時間が長すぎて腰が重い…」
昨今の国際情勢による迂回ルート問題で、そんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。

そんな中、私が今回の渡航で選んだのは「中国東方航空(China Eastern Airlines)」
上海(浦東)からマドリードへ向かうMU709便です。

このフライトを選んだ理由は、シンプルかつ強力な二点に尽きます。
一つは「ロシア上空を飛行できるため、移動時間が圧倒的に短い」こと。
そしてもう一つは、「Trip.comでの有償発券が驚くほどリーズナブルだった」ことです。

今回は、上海・浦東空港の豪華ラウンジ体験から、最新鋭機材A350-900の個室型ビジネスクラス、そして機内食の全貌まで、豊富な写真と共に徹底解剖します。
「中国系のエアラインって実際どうなの?」という疑問への、一つの答えをお届けできるはずです。

今回のフライトのハイライト

  • 圧倒的な時短:実飛行時間は約12時間!ロシア上空通過の恩恵。
  • 驚異のコストパフォーマンス:お盆時期でも往復約32万円を実現。
  • 最新の個室シート:A350搭載のドア付き個室はプライバシー抜群。
目次

発券戦略:Trip.comで実現する「東京発往復32万円」の衝撃

まずは、今回のチケットがいかに「費用対効果」が高かったかをご説明します。
今回Trip.comで発券したのは、「東京(成田/羽田)⇔ 上海(浦東)⇔ マドリード」という、日本発着の全行程ビジネスクラス往復航空券です。

驚くべきはその価格です。
お盆のピークシーズンを含む日程にも関わらず、東京〜上海の移動も含めた全4区間のビジネスクラスが、往復総額で約325,000円(燃油サーチャージ・諸税込み)で発券できました。

他社の欧州行きビジネスクラスが軒並み高騰し、南回りで時間もかかる中、日本からの接続便も含めてこの価格とこのルート(ロシア上空通過)は、まさに破壊的です。
もちろんスカイチーム加盟航空会社なので、デルタ航空などのマイルもしっかり積算されます。「安かろう悪かろう」ではなく、賢く手配すればラグジュアリーな旅はもっと身近になります。

フライトログ:実録!ロシア上空ルートの「速さ」

実際に搭乗した際のフライトデータがこちらです。
ロシア上空を通過することが、どれほどの時短効果をもたらすか、数字が如実に物語っています。

便名 MU709
区間 上海(PVG) ➔ マドリード(MAD)
出発時刻(実績) 01:08 AM
到着時刻(実績) 06:06 AM
飛行時間 11時間58分

出発こそ少し遅れましたが、到着は定刻(07:40)よりも1時間半以上早い早朝6時過ぎ。
飛行時間はなんと12時間を切りました。南回りのフライトが14〜15時間かかることを考えると、この「2〜3時間の差」は体力的に非常に大きいです。

地上体験:上海・浦東空港ラウンジのリアル

上海での乗り継ぎ時間は、中国東方航空の本拠地である浦東国際空港のフラッグシップラウンジで過ごしました。
規模が非常に大きく、食事のラインナップも「さすが本場」と唸らせる充実ぶりです。

ラウンジサイン
レセプション

大理石調で統一された高級感のあるレセプション。

必食のヌードルバーと点心

このラウンジの最大の魅力は、オーダー式のヌードルバーと豊富な点心類です。
「機内食もあるし…」と思いつつ、ついつい手が伸びてしまうラインナップでした。

ヌードルバー

注文してから茹で上げる「MU Noodle」。あっさりとしたスープが絶品。

点心

熱々の蒸篭に入った肉まんやシュウマイ。

ホットミールやサラダバーも充実しており、食事に困ることはありません。

サラダバー
ドリンク
ワイン

特に印象的だったのが、ラウンジ奥にあるバーカウンター。
照明が落とされたシックな雰囲気で、出発前にカクテルを楽しむこともできます。

バーカウンター

シート詳細:Thompson Vantage XLの完成度

ラウンジでくつろいだ後は、いよいよ搭乗です。
今回アサインされた機材はA350-900。搭載されているのは、個室型ビジネスクラスとして定評のある「Thompson Vantage XL」です。

キャビン全景

予想を裏切るシックな空間。ベージュのレザーと木目調パネルが上品です。

「個室」に変わる瞬間

このシートの真骨頂は、通路側のスライドドアを閉めた時に発揮されます。

ドアを閉めた様子

ドアを閉めた瞬間、通路の喧騒がふっと遠のきます。「機内」が「自分だけの書斎」に変わる魔法のようなギミックです。

モニター

18インチクラスの大型モニターで映画への没入感も抜群。

細部に見るこだわりと機能性

ヘッドレストには上品な刺繍があしらわれ、足元のオットマンも十分な広さがあります。
サイドテーブル周りの収納や電源も充実しており、ビジネスパーソンには嬉しい設計です。

ヘッドレスト
足元
サイドテーブル

特筆すべきは、ワイヤレス充電パッド(Qi)を完備している点。
「ケーブルを出さずに、置くだけで充電」という自宅と同じ環境が、空の上で再現されています。

コントローラー
電源周り

機内食体験:上海発ケータリングの実力

今回は上海(浦東)発ということで、本場の味を期待して中華料理のコースを選択しました。

ウェルカムサービスとメニュー

着席するとすぐに、冷えたオレンジジュースと温かいおしぼりのサービスが。
メニューブックもしっかりとした装丁で、期待が高まります。

ウェルカムドリンク
メニュー

ディナーコース

メインディッシュは4種類から選択可能。今回は中華の王道「牛すね肉のキノコ煮込み」をチョイスしました。

前菜

前菜の鶏肉とカボチャのマリネ。

メイン料理

メインの牛肉煮込み。お箸で切れるほどホロホロで、八角が香る本格的な味でした。

フルーツ

食後は瑞々しいフルーツで。

フルフラットでの睡眠

食事を終えると機内はナイトモードへ。シートを倒すと完全なフルフラットベッドになります。
ドアを閉め切っているので、通路を行き交う人の気配も全く気になりません。まさに「空飛ぶネットカフェ」のような快適さでした。

フルフラットベッド

到着前の朝食

マドリード到着の約2時間前、朝食のサービスが始まります。
長旅で疲れた胃腸を労わるため、中華のお粥セットをお願いしました。

朝食のお粥

出汁の効いた優しい味付けのお粥と点心。

水回りの清潔感

意外と重要なのが、トイレの清潔さや設備です。
木目調で統一されたラバトリーは清潔感があり、タッチレスの自動水栓が採用されているなど、衛生面への配慮も完璧でした。

トイレ全景
シンク

マイル戦略:デルタ航空スカイマイルの大量獲得

中国東方航空はスカイチームに加盟しているため、デルタ航空の「スカイマイル」に積算することが可能です。
今回のフライト(ビジネスクラス)では、片道約15,000マイルという大量のマイルを獲得できました。

【重要】マイル積算の注意点

「意図せず中国東方航空のマイレージに積算されてしまう」事故が多発しています。一度付与されると変更は不可能です。確実にデルタのマイルを獲得するために、以下の2点を徹底してください。

  1. チェックイン時に口頭で「デルタマイルを付与して欲しい」と明確に伝える。
  2. 発券された搭乗券に、デルタの会員番号(DLxxxxxxx)が印字されているかその場で確認する。

飛行ルートの優位性

最後に、このフライト最大のメリットである飛行ルートについて。
マップの通り、見事にロシア上空を一直線に横断しています。南回りの迂回ルートを強いられる他社と比べ、時間的にも体力的にも圧倒的なアドバンテージがあります。

フライトマップ
まとめ:中国東方航空ビジネスクラスは「アリ」か?

結論として、中国東方航空のビジネスクラスは「積極的に選びたい、非常にコスパの高い選択肢」だと断言できます。

Trip.comを活用したリーズナブルな価格、A350の最新個室シート、そして何よりロシア上空通過による「時短」。
さらにスカイチーム加盟による「デルタ航空マイルの大量積算」までついてきます。

「中国系はちょっと…」と敬遠していた方も、次のヨーロッパ渡航ではぜひ候補に入れてみてください。
きっと、良い意味で期待を裏切られるはずです。

MU709便のおすすめポイント

  • ⏰ 圧倒的な時短
    ロシア上空ルートで飛行時間約12時間。体力の消耗が段違いです。
  • 💎 コスパ最強
    東京発着の往復ビジネスクラスが約32万円。Trip.comの発券が狙い目。
  • 💺 最新の個室シート
    A350のドア付き個室はプライバシー抜群。ワイヤレス充電も完備。
  • ✈️ デルタマイル積算
    スカイチーム加盟でマイルも貯まる。ただし事後登録ミスには要注意。

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この記事を書いた人

都内在住 / 旅のストラテジスト。
東京を拠点に、マイルとステータスを駆使して「価格以上の感動」があるラグジュアリーな旅を追求する会社員トラベラー。
週末ステイから海外リゾートまで、大人のためのスマートな旅を提案します。
【保有資格】ヒルトンダイヤ / マリオットプラチナ / JGC / SFC / デルタゴールド

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