【搭乗記】エミレーツ航空EK319便 A380ビジネスクラスレビュー!成田(NRT)発、空飛ぶ宮殿でドバイへ

今回は、ドバイを拠点に世界中に翼を広げるエミレーツ航空のビジネスクラス搭乗記をお届けします。搭乗したのは、成田(NRT)からドバイ(DXB)へ向かうEK319便。そして機材は、エミレーツの象徴であり「空飛ぶ宮殿」とも称される、総2階建てのエアバスA380です。

お仕事でのフライトでしたが、出発前から到着まで、その圧倒的な快適性と細やかなサービスに感動の連続でした。今回は、空港でのチェックインから、豪華なエミレーツラウンジ、そして機内での素晴らしい体験まで、たっぷりの写真と共にご紹介します。

目次

成田国際空港でのスムーズなチェックイン

エミレーツ航空のカウンターは成田空港第2ターミナルにあります。ビジネスクラスとファーストクラスの乗客は、専用のチェックインカウンターが用意されているため、エコノミークラスの長い列に並ぶ必要はありません。この赤い看板が、特別な旅の始まりを告げてくれます。

エミレーツ航空 成田空港チェックインカウンター

スタッフの方にパスポートと航空券を渡せば、あとは全てスムーズに手続きが進みます。待ち時間なくチェックインを済ませ、手荷物を預けられるのは、やはりビジネスクラスの大きなメリット。手荷物にはプライオリティタグが付けられ、ドバイ到着時に優先的に受け取ることができます。

出発前から至福の時。成田エミレーツラウンジ

ビジネスクラスのチケットを所持していると、出発前に専用のラウンジを利用することができます。成田空港第2ターミナルにあるエミレーツラウンジは、広々とした空間に充実した設備が整っており、搭乗までの時間を優雅に過ごすことができます。

成田エミレーツラウンジ入り口

ラウンジ内は、エミレーツのブランドカラーとウッドを基調とした、落ち着きと高級感を兼ね備えたインテリアで統一されています。多彩なシーティングエリアが用意されており、一人で静かに過ごしたい時も、グループで歓談したい時も、目的に合わせて最適な場所を見つけることができます。

豊富な種類のフードプレゼンテーション

成田エミレーツラウンジ フード
成田エミレーツラウンジ 温かい料理

ラウンジの中央には、多彩な料理が用意されたビュッフェカウンターが。新鮮なサラダ、温かいお料理、デリ、フルーツ、スイーツなど、味はもちろんのこと、見た目にも美しい料理の数々が並びます。短時間の滞在では全てを試すことができないほど充実していました。

バーカウンターで特別な一杯を

成田エミレーツラウンジ バーカウンター
成田エミレーツラウンジ ドリンク

アルコール類も豊富に用意されており、バーカウンターではシャンパンやワイン、各種スピリッツを楽しむことができます。フライト前にお好みの一杯を傾けるのも良いでしょう。ソフトドリンクの種類も豊富なので、お酒を飲まない方でも十分に楽しめます。

出発前のリフレッシュに

成田エミレーツラウンジ シャワールーム
成田エミレーツラウンジ 洗面台

ラウンジ内にはシャワールームも完備されています。長時間のフライトの前にシャワーを浴びてリフレッシュできるのは嬉しいポイントです。アメニティも充実しており、まるでホテルのような快適さでした。

いよいよ搭乗!世界最大の旅客機A380の世界へ

搭乗ゲートを抜けると、そこに待つのは巨大なA380の機体。ビジネスクラスはアッパーデッキ(2階席)にあるため、専用のボーディングブリッジから直接搭乗します。この時点でエコノミークラスの乗客とは動線が分かれており、落ち着いた雰囲気の中でキャビンへと足を踏み入れることができます。

全席通路アクセス!プライベート感抜群のシート

エミレーツ航空 A380 ビジネスクラス機内

A380のビジネスクラスは、スタッガード配列の1-2-1。この配列の最大のメリットは、全ての座席が通路に面している「全席通路アクセス」であることです。窓側・中央席を問わず、隣の乗客を気にすることなく自由に席を立つことができ、プライバシーが高度に確保されています。

エミレーツ航空 ビジネスクラス シート

木目調のパネルと柔らかな色合いのレザーが高級感を演出するシートは、もちろんフルフラット対応。電動リクライニングは非常に滑らかで、コントローラーで直感的に好みのポジションへ調整できます。約12時間のフライトも、マットレスパッドを敷けば完全に体を伸ばして眠れるため、時差ボケも最小限に抑えられます。

エミレーツ航空 ビジネスクラス シートとアメニティ

考え抜かれたシート周りの機能性と収納

エミレーツ航空 ビジネスクラス シート周りの設備

シートサイドには、エミレーツのビジネスクラスのアイコンとも言えるミニバーが。ペリエやエビアンなどのソフトドリンクが用意されており、喉が乾いたらいつでも手を伸ばせるのは、他の航空会社にはないユニークなサービスです。

エミレーツ航空 ビジネスクラス 収納スペース

収納スペースも複数あり、ノートPCやタブレット、パスポートなどの貴重品も手元にすっきりと収まります。ユニバーサル電源とUSBポートも完備されており、フライト中にPC作業やスマートフォンの充電が滞る心配もありません。

天空の社交場「機内バーラウンジ」

A380のビジネスクラスを語る上で欠かせないのが、キャビン後方に設置された「機内バーラウンジ」です。ここでは専属のバーテンダーが作るカクテルやカナッペを楽しみながら、他の乗客と歓談することができます。長時間のフライトで少し気分転換したい時に、このような空間があるのは非常に贅沢です。今回はフライト時間も十分にありましたので、お酒を片手に優雅な時間を過ごしました。

圧巻の機内エンターテイメント「ice」

エミレーツ航空 機内エンターテイメント ice

目の前には、ビジネスクラス最大級となる23インチの大型HDスクリーン。エミレーツが誇る機内エンターテイメントシステム「ice (Information, Communication, Entertainment)」は、数々のアワードを受賞しているだけあり、コンテンツの量が圧巻です。映画は最新のハリウッド作品から邦画、名作まで数えきれないほど。音楽やゲーム、フライト情報のチャンネルも充実しており、12時間のフライトではとても遊びきれません。

エミレーツ航空 フライトマップ

空の上の美食体験。クオリティの高い機内食

エミレーツ航空のビジネスクラスは、機内食のレベルが非常に高いことでも知られています。離陸後、まずはウェルカムドリンクのシャンパンで喉を潤し、リラックスしたところでディナーサービスが始まります。今回は和食をチョイスしました。

エミレーツ航空 ビジネスクラス 機内食(寿司)

前菜としてサーブされたお寿司。ネタの鮮度も良く、まさか上空でこのクオリティのお寿司がいただけるとは驚きです。

エミレーツ航空 ビジネスクラス 機内食(和食)

こちらがメインの和食御膳。ロイヤルドルトンの美しい食器に盛り付けられた料理は、見た目にも食欲をそそります。焼き魚、煮物、お蕎麦、そしてふっくらと炊き上げられたご飯とお味噌汁。どれも日本の料亭でいただくかのような本格的な味わいで、心も体も満たされました。

まとめ:まさに空飛ぶ宮殿。A380でしか味わえない特別な体験

今回は、エミレーツ航空EK319便(A380)のビジネスクラス搭乗記をお届けしました。出発前のラウンジから、機内での快適なシート、充実したエンターテイメント、美味しい機内食、さらにA380ならではの機内バーラウンジまで、全てが想像をはるかに超える素晴らしい体験でした。長距離フライトの概念が覆される、まさに「空飛ぶ宮殿」という名にふさわしいフライトでした。

ドバイへの渡航はもちろん、その先のヨーロッパやアフリカへ向かう際の選択肢として、エミレーツ航空A380のビジネスクラスは、最高の選択肢の一つであると断言できます。


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この記事を書いた人

会社員として働きながら、飛行機とホテルのある旅を楽しんでいます。
ラグジュアリーホテルを中心に、時には気軽な滞在も。
「Classy Miles」では、旅の中にある上質なひとときを綴っています。

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